毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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ジャーヘッド

2月11日、「ジャーヘッド」を観た。
http://www.jarhead.jp/top2.html
原作は「ジャーヘッド/アメリカ海兵隊員の告白」、全米ベストセラーの作品だ。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475720972X/qid=1140103032/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/503-3520034-6604721

ジャーヘッドとは海兵隊の坊主頭がジャーに似ているという意味もあるが、要は「空っぽ頭」という意味でもある。海兵隊はご存知のように斬りこみ隊だから、理屈抜きで戦わなければいけない。それは、常に「空っぽ頭」にする訓練だ。

18歳の主人公、スオフォードは海兵隊にあこがれて入隊する。映画はその彼が教官に殴られ仲間から苛められ、海兵隊に入ったことを後悔するシーンから始まる。
こういうシーンを観るとどうにもその非人間性にゾッとする。人を殺すことの出来る人間を作る「軍隊」という組織になじむことは決してないだろう。

スオフォードは狙撃に熱中し、次第に「兵士」となっていく。乱暴に言ってしまえば、「兵士」とは闘争本能ばかりギラギラした頭がからっぽのオスになること。どれもイカレテる。

印象的なシーンが2つ。一つは、黒人の曹長がイラクの燃える油田を見て、「海兵隊にいることを毎日、神に感謝している。こんな景色がほかで見られるか?」と戦場に生きることに生きがいを見出している場面。戦場が持つ緊張感は平凡な人生からは考えられないほど魅力的なのかもしれない。人間の底深い怖さを見る。

もう一つは、スオフォードが砂漠を越えると、そこに焼け爛れたイラク人の車両がはるか彼方まで続いている場面。イラクから逃れようとした人々を米軍は情け容赦もなく攻撃した。あの有名な道路の再現だ。炭化したイラク人たち。実にリアル。

結局、彼は誰も撃つことなく戦争が終わり、帰国する。Happyな人。でも、彼は書く「ジャーヘッドは皆、殺し、死ぬ。それはいつでも僕自身だ。僕らは今も、砂漠にいる」

映画館を出ると、池袋には機動隊がたくさんいた。豊島公会堂で右の人たちの集会があったから、そして同じ時間に反天皇制の人たちの集会もあったから。遠くでガァガァと街宣車のスピーカーの音が聞こえてきた。豊島公会堂の前を通ると、「帝國海軍」の帽子をかぶった老人が歩いていた。胸に日章旗のバッヂをつけたものも。

戦争が大好きなジャーヘッド?頭の中は戦争をしているのかも・・・。
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by reem-akemi | 2006-02-17 10:02 | 日記