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毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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2004年4月のこと

今日の朝日新聞の記事「イラク 深き淵より」は高遠菜穂子さん。「命の時計動き始めた」。

彼女も書いているが、あのとき多くのメディアは拉致事件の背後に何があるか書かなかった。。。ファルージャの状況がどんなにひどくイラク人がどれほど苦しんでいたのか、それを報道しなかった。

ちょうど国会前の集会時、私はNHKのインタビューを求められた。1時間ほど話しただろうか、イラクの状況を知っている限り話し続けた。なぜこんな事件が起きたのか、ファルージャでどれだけの人が殺されているのか、私たちの友人のイラク人が助けようとどれだけ必死になっているかを。そして彼女がどんな活動をイラクでしていたかを。彼女のおかげで多くの日本のNGOが助けられていることを。
多国籍軍として日本が関わっているイラク戦争。そのことの意味をどれだけ話しただろうか。。。。

が、その日放送されたのは、最後の1分。「帰ってくることを信じてます」の一言。テレビを観て力が抜けた。なんのために1時間話したの????なぜNHKはファルージャで起きていることを国民に知らせてくれないの?

思い出すと、とても悔しい。。。。背景がわかったら、あのバッシングはおきなかっただろうに。。。日本政府が自衛隊を派遣するために書いた「バッシング」のシナリオ。国家は平気で人を殺す。。。権力の怖さをひしひしと感じる事件だ。。。。
by reem-akemi | 2010-08-23 19:26 | 日記