毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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ヒットラー

2005年08月28日

昨日、「ヒットラー 最後の12日間」という映画を見ました。この映画は賛否両論あるといわれています。

それはヒットラーの人間らしい部分(周囲のものに対する優しさ)を取り上げているからです。世界にとってヒットラーは「悪魔」でなくてはならないのです。
とは言っても、ヒットラーの狂気を映画はあますところなく伝えています。彼の左手はいつも震えています。すぐに激高し、判断力を失います。

恐ろしいことは「最後まで降伏するな」と言い残して自殺するヒットラーに対し、本当に最後まで彼の言うとおり戦争をし続ける人間たちがいることです。忠誠を誓ったからと呪縛から逃れられない人間たちの精神状態が私にはとても恐ろしい。。。

戦争を始めた責任を取ることなく自殺していく将校たちの存在を日本の軍人たちと比較して考えてみました。一体どちらが無責任だったのでしょうか?
日本の戦争を率いた軍人の多くは自殺することもなく軍事法廷にかけられました(もっとも東京裁判はアジアに対する戦争責任を追及したものではありませんが)。
では、日本の軍人に戦争責任を取る覚悟があったかというとそうは思えません。東条英機は最後まで無罪を主張していましたから。
また、満州にいた日本軍は戦争末期になると誰よりも早く満州を脱出しました。

ヒットラーはこう言います。
「国民がどうなろうと知ったことか。彼らはこれを選らんのだ。自業自得さ」

結局、なんだかんだ言っても軍隊なんてろくでもない。軍人なんてろくでもない。
戦争を始めた責任を誰も取りはしないのだ。

映画の中でずっと聞こえる爆弾の音がリアルで、一昨日見たイラクからのDVD「ファルージャの証言」(まさにそこで行われた殺戮は現実なのです)の中での爆撃の音と重なり私は目の覚めない悪夢の中にいるようでした。

誰もが戦争にウンザリしているのに誰もそれを終わらすことが出来ない。これは60年前のドイツではない、今の話だ。いつしか呼吸が苦しくなり少しでも早くこの状況から逃れたいと思いました。

映画が終わってロビーに出るとそこには明るい蛍光灯の光があり、平和な顔の日本人がたくさんいました。あ~、生きていて良かった!イラク国境を出たときのように私はホッとしました。

けれど恐怖は現実のものであり、やっぱり悪夢は続いてる。。。
私たちは目の前に死体を見ていないだけだ。
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by reem-akemi | 2005-08-28 16:40 | 日記