毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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イラクの現実

2005年12月03日

昨日は追手門学院大学でアメリカ&イラクの講演を行う。

追手門学院大学の最初の理事長は松下幸之助氏。ということで、応接室に同氏の書が飾ってあった。眼下には同氏寄贈の茶室が。大学生と院生を合わせて6千人。典型的な中規模大学とは事務の方の説明。

イラクの話は難しい・・・。詳しく話せば話すほどマニアックになっていく気がする。スンニ、シーアはまだ良いとして、バドル旅団とか、アル・ハキムとか、ムクタダ・アル・サドル、拷問・虐待、あげくのはてに電気ドリルで穴のあいた死体。
いや、それはそうなんだけど、それがイラクの現実ではあるのだけど・・・、あまりに日本とかけ離れた話に人々がついてこれないのではないかと思う。

ヨルダンにいるイラク人Gは虐待の写真について日本のメディアの反応はどうかと聞いてくるが、そんな写真はもとよりメディアへ出ない。

第三書館から「テロ死/戦争死」(第三書館編集部 編)というフォト・ドキュメントが刊行された。サイトからとった写真を編集したものだ。コメンテーターに板垣雄三氏、酒井啓子氏、古川利明氏、湯川武氏、吉川勇一氏の名前が並んでいる。全編、自爆攻撃あるいは銃撃による飛び散った遺体のカラー写真の連続に吐き気がしてくる。クビが切断された写真は自分の首のあたりが痛くなってくる。
どの遺体にも、それぞれ家族があり、人生があり、ドラマがあるというのに・・・。

ファルージャの支援を一緒に行ったドクタームハンマドが米軍に銃撃され瀕死の状態だ。イラクで治療が出来ず、現在ヨルダン・アンマンの私立病院で集中治療を行っている(公立の病院には集中治療室がないらしい)。まだまだ頑張ってもらわなければならない人が死に掛かっていることに気がめいる。
それにしてもつらいのは、治療費の高さ。とてもイラク人には払いきれない。私も少しだけどカンパさせてもらった。家族が殺され、治療費が借金として残っている人々はたくさんいるかもしれない。

話を戻そう。注意すべきことはこれらの遺体の殆どが普通の市民だということ。武器を持たない普通の市民が軍隊の銃で殺されいる事実を受け止めるべきだろう。検問所で車が止まらないからといって、銃で撃たれる理不尽さ。どんなに言葉をつくしてもこの理不尽さを言い表すことは出来ない。
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by reem-akemi | 2005-12-03 00:02 | 日記