毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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アル・ハヤート

2007年10月06日

昨日数年ぶりに知人に遇う。開口一番、「いやぁ、ずっと親の介護をしていて、この春に亡くしたんだけど、そのあと今度は目が見えなくなってねぇ…」とかけていた眼鏡をはずした。ちょっと変わった形をした眼鏡だった。

「テレビを観るくらいは出来るんだけど文字はちょっとね。本を読まない生活をしていると、自分がだんだん壊れていくような気がしてくる」
彼はフランス語を勉強してから英語の文法が理解できたと笑う。そういう人が本を読めないというのはかなりつらいことだろうと思う。
「で、アラビア語は時制についてはどうなの?」
う~~~~ん。難しい話が好きなんだなぁ。。。目が見えないのはさぞかしつらいだろうなぁ。

もし私の目が見えなくなったら、私は何をするだろうと思った。朗読ボランティアとしてトルストイを読んだことがあるが、私の場合はトルストイなど聴く気にはならない。やっぱりつらいなぁ。語学の勉強も目が見えなければ出来ないしなぁ。。。

そして今日、やはり久しぶりにある人に遇った。彼は高校教師を定年後、昭和史を研究して、いまや人に乞われ県内の3ヶ所で歴史を教えている。
今夜、明治大学で歴史講座があるので行くところだと目を輝かして言う。
「私は自分の人生を5年ごとに区切ってまして、今年77歳になるんですが、それまで5年だった区切りを3年に変え、あと3年で何が出来るか考えました。この年になると時間が惜しくて。。。それで今の夢は立命館大学で勉強することです」
彼は年々若くなるような気がする。

健康であればこそ勉強も出来る。自分が壊れていくと感じている40歳と、ますます豊かに老いていく77歳。健康であればこそポジティブにもなれる。

そうそう、壊れていくと言った彼はこうも言っていた。「今、僕は自分の人生を再生しているんだ」。そうだよ、まだ若いんだもの。がんばらなくっちゃ!

私は手をふって別れた(それぞれ違う場所だけど)。命がいとおしいと感じる時間が増えてきたのは年を取ったせいかもしれない
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by reem-akemi | 2007-10-06 00:30 | 日記