毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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反戦の遺志をつぐ

2007年08月04日

7月30日、参議院選挙の開票が行なわれ安倍政権の歴史的な敗北が決まった日、60年代後半の反戦運動を指導してきた小田実さんが亡くなった。新聞報道で掲載された病床の小田氏は私が知っている小田さんではなかった。ガンという病はこれだけ人の顔を変えてしまうものなのか?

数年前、彼は慶応義塾大学の経済学部で講座を持っていた。あるつてで私もその授業に参加していたが非常に興味深い内容だった。そのとき教えてもらったのが、我々は「殺される側」にいるということ。その自覚は大切だ。殺される側にいながら国家を擁護することほど愚かなことはないと私も思う。擁護するべきは我々自身、我々は何を基盤として考えていくのか?、よって立つべき場所はどこか?自ずとするべきことが見えてくる。

8月4日、青山葬儀所で鶴見俊輔氏を葬儀委員長として葬儀が行なわれる。そして葬儀の最後はデモで締めくくる。バナーには「反戦の遺志をつぐ」と書いてあるそうだ。なんと重い言葉だろう。その日(今日)は誰もがその言葉を自分の胸に刻んで歩くことになる。
デモ指揮は福富節男さん。私の母と同じ大正8年生まれの87才。一緒に歩くのは葬儀委員長を務める鶴見俊輔さん。炎天下、大丈夫だろうか。

40数年前の8月5日、人々のデモは戦車を止めた。そして今、大きく右に傾いたこの国で私たちは未来に向かって歩く。たった15分という短いデモだけど「殺される側」に立つ人間として権力に対し意思を表明したい。私たちは決して服従などしないと。

小田さんの葬儀のデモは私の記憶に長くとどまることになるだろう。
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by reem-akemi | 2007-08-04 00:55 | 日記