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毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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イブラヒム先生

2007年08月09日

8月6日からイブラヒム先生が来日している。彼はJIM-Netの現地協力者。アンマンからバスラの病院へ白血病の医薬品を届ける傍ら、もともと教師ということで入院している子どもたちに勉強を教えている。

昨日はイブラヒムの歓迎パーティーが都内某レストランで開かれた。参加者は30人ほどだが初めて会った人もたくさんいた。どうやら事務局長・真紀さんの顔見知りが多かったようだ

私はアラビア語と英語のチャンポンで彼と懇談。けっこう楽しい時間を過ごすことが出来た
話が子どもたちのことになると先生らしく夢中になっていろいろ話してくれる。日本の寄付による医薬品のおかげで白血病が完治して退院した子どもたちもいるようで、本当に嬉しい限り。退院しても子どもたちの家を訪問するというので、私は何故?と訊ねた。すると彼は一言、「○○はNo father」さらに「○○もNo father」「○○もNo father」。何回その言葉を繰りかえしただろう…。
多くの子どもたちが父親を失っている。イブラヒム先生は子どもたちの先生であると同時に父親もやっているのだ。

今やイラクの人口比率は大きく変わったといわれている。スンニ派狩りあるいは爆弾テロによって父親、息子たちが殺され、あとには家族の柱を失った女と幼い子どもが多数残された。

イブラヒム先生がいるのはバスラ。比較的安全な街であるバスラさえ父親のいない子どもたちがたくさんいるのだから、バグダッドなどはどうなっているのだろう。子どもたちはどうやって生きているのだろう

イブラヒム先生はこれから1ヶ月かけて日本を講演して歩く。どうぞ皆様、お近くにお越しのせつはどうぞよろしくお願いいたします。
http://www.jim-net.net/notice/calendar001.html

(Mixiと同じ内容です)
by reem-akemi | 2007-08-09 00:49 | iraq