毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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パッチギ

2007年06月03日

パッチギの続編を観た。
http://www.pacchigi.jp/loveandpeace/

あまり良い批評がなかったので観ていなかったが、ある人の「素晴らしい映画だ」という言葉に誘われて昨日観てきた。60年代末の若者たちをテーマにした前作は私たちの世代にとっては懐かしく、観ながら当時のことを思い出すという映画だったが、今回の作品は「今の時代」に対するメッセージ性が強く、前作を上回る素晴らしい出来だ

久しぶりに「観た!」と思う映画であることは確か。映画がこんなに面白かったのかと再認識する。それもこれも井筒監督の手腕によるのだけど、映画作りをよく知っている人間が作った映画というのは本当に面白いのだということを改めて思った。
この頃の映画はスピード感とか音楽、構図などがテレビの延長で1800円払う価値がないと思うものばかり。特筆すべきはパラオの日本軍基地を襲撃する米軍のリアルな映像。戦争がいかに残酷なものかということをイヤというほど見せる。血が臭ってくるような映像だ。下半身が吹き飛び「オモニ」といいながら息絶える朝鮮兵の哀れさを私たちはどうしたらいいのだろう。

この映画を「反日」的だという人がいるそうだ。「日本」あるいは「国家」に拘る人間にとって監督のナショナリズムへのチャチャは彼らの神経をさかなでするのだろう。でも、私は監督の感性に共感を持つ。私たちにとって何よりも大切なのは人間であって、国家ではない。

パラオの日本軍が造った社(やしろ)を米軍の飛行機が破壊するところは思わず「やったぁ!」と心の中で叫んでしまった。国家主義を粉々にくだいたようで快感だ。

私は自分が暴力的な人間ではないと思っているが、鬱屈した気持ちを吐き出すように殴りあう若者たちの気持ちを理解できる。暴力の生まれる環境は結局、そういうことなのだろう。

日本は日本人だけが住んでいる国ではない。無理矢理大陸から連れてこられた朝鮮の人たち、北海道に住んでいたアイヌの人たち、文化が違う人々と文化を共有しつつ、彼らの生きる権利を保障しつつ、ともに生きていかなければ私たちはレイシズムを国策としているイスラエルと同じだ。

国民とは何か?国家とは何か?あらためてその言葉の意味を考えたいと思う。

#以上、ミクシィの私のブログからの転記
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by reem-akemi | 2007-06-03 10:34 | 日記