毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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「Suite Francaise」

2006年07月31日

「Suite Francaise」という本が作者の死後60年たって刊行された。
http://www.amazon.co.uk/gp/product/0701178965/026-4530681-3199601?v=glance&n=266239

まだ日本語版は出ていないが、日本語タイトルをつけるなら「フランス組曲」。作者イレーヌ・ネミロフスキーはロシア革命でウクライナからフランスに逃れた裕福なユダヤ人家庭に生まれる。20代で作家として有名になるがナチスのフランス占領後本名で作品を発表できなくなり、42年にアウシュビッツに送られ、5週間後、39歳で亡くなる。

この本は2004年にフランスで出版され、現在25カ国言語で翻訳されている国際的なベストセラー作品。日本語版の刊行が待たれる。

作品のテーマは占領下に生きる人間たちの赤裸々な姿。決してユダヤ人差別を描くものではないらしい。らしいというのは、まだ読んでいないから。

この本を手に入れようと日本・アマゾンを検索したが見つからなかったのでイギリス・アマゾンから購入した。それが最初に書いたURL。ところが今日日本のアマゾンを検索したらやっと出てきた。ふぅ~、もう少し待てばよかった(^^;)

5日ほどで到着した本を見て思わず声を上げてしまった。なんて美しい本なのだろう!大きさはB5版くらいであろうか。カバーをはずすとブルーの本が出てくる。日本の本の装丁が幼稚なのものが多いので、大人っぽさが新鮮だった。

そう。なんでこの頃の本の装丁は幼稚なのだろう。もっとも装丁だけではないが…。編集が全体に幼稚だと感じたのは昨年のブログにも書いた(とんだ尾ひれがついたが)。でも、よく考えると本だけではないような気もする。映画も幼稚な作品が多い。人間のうわっつらをなでるだけのものが多く、つまらない。

上質な文化を感じさせるものがないというのは末期症状かもしれない。

私が「Suite Francaise」になぜ惹かれたのか?精神が荒廃していく時代にどのように生きていったらいいのか。その手がかりを求めているような気がする(自分のことなのに他人ごとのよう)。それは、私がリバーベンドに惹かれていることと重なる。
戦争あるいは占領のもとで、どのように知性を保つことが出来るのか。どれだけ人間らしく生きることが出来るのか。
私は、彼女たちの生き方に自分の生き方を模索している。
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by reem-akemi | 2006-07-31 01:54 | 日記