毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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カテゴリ:日記( 113 )

父が亡くなる

5月31日父が亡くなった。

心が重く沈んでいる。思えば祖母の命日と月は違うが同じ日になる。
なんだかんだ言ってもやっぱり親子なんだなぁと思う。

父とはよく喧嘩をした。小学生のとき、勉強をしない私のランドセルを放り投げて捨てたのも父だ。飼っていた猫の子どもが生まれたとき父は袋に入れてそれを地面に叩きつけて殺した。私はそれを見て父がイヤになった。あのショックは忘れない。ミャァミャァ鳴いていた声が叩きつけられて何も言わなくなったとき吐き気がするほど恐かった。あんなことをするのはキライだと母に言ったら、「お父さんが一番つらいんだよ」と母はポツンと言った。私が殺したわけではないが、子ども心に小さな生き物を殺した感触がいつまでも残った。

戦争時代はどうだったのと聞いたことがある。父は極度の近眼だったので終戦間際まで徴兵されず内地どまりで終戦を迎えた。話すことは腕時計と交換に山ほどの卵をもらって食べたことばかり。それ以外に聞いたことがない。

絵が得意で漫画家になるのが夢だったとか。父の書いたデッサンが何枚か残っていたがさすがにうまい。写真も得意でアサヒグラフだったか、何度か賞を取っていたような気がする。だが長男であるがゆえにずっと両親のそばにいなければならなかったのが、望んだ生き方を出来なかった理由のような気がする。祖父は自分の子どもたちをすべて自分の下で働かせていた。つまり会社の社員はすべて子どもたちというわけだ。うまく行っているときはいいが、ダメになると恐い。私が中学生のとき祖父の会社が倒産して、父は失業者となった。それまで外で働いたことがないからどこへ行ってもうまくいかず、あの頃が一番苦しかったに違いない。

苦しさを酒でまぎらす日が続き、私はそれがたまらなくイヤだった。ある日、いつものようにグデングデンになって寝ている父の頭に思いっきり水をかけてやった。情けなくってたまらなかったのだ。父は私に水をかけられたのがショックだったのだろう。賃仕事ではあるがプレスの型を抜く仕事をもらって朝から晩まで働くようになった。

あぁ、いろいろなことを思い出す。。。私の名前は「明美」。明るく美しい子になるようにと名づけたとか。
おとうちゃん、ありがとう。本当に本当にありがとう。。。
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by reem-akemi | 2009-06-01 06:20 | 日記

今日も一日終わった

暑さは人間の思考を停止させる。今、7時。太陽がやっと斜めに落ちてきた。太陽が完全にその姿を消すまであと1時間ある。太陽が沈んでから男たちは道路にすえられたカフェの椅子に座り、シーシャをふかしながら議論をする。風が吹いてやっと人心地がする。

イスラームがこの地をはじめ赤道上の地域に存在するのはこの暑さのせいではないだろうか。過酷な暑さのあとに夜の優しさがやってきて人は家路を急ぐ。そこには自分を待っている家族がいて、家族とともに夕食を囲み、一日無事に生活できたことを感謝して眠りにつく。もしこの暑さがなかったら夜の優しさを感じることは少ないかもしれない。

イスラームの人々はとても家族を大事にする。アラビア語を教えてくれるナダ先生は「西欧は家族の愛がないというけれど日本はどうなの?」と聞いてきた。日本も家族を大事にしますよと答えたものの、本当はそうでもないような。。。家族を捨てた私としては痛い質問。。。思えば子どもたちが幼いときが私にとって一番充実していたような気がする。子どもの世話をして一日がくれ、ほっとして子どもの寝顔を見るとき、気づかなかったがそれが幸福だったのだ。

考えながら書いていたら、いつの間にか太陽が沈み、夜のとばりが降りてきた。街中にアザーンが流れている。人々がお祈りをする時間だ。

実は、この時間が一番苦手だ。なぜかとても悲しく切なくなってくるから。自由は孤独と隣り合わせ。それを一番感じるのがこの時間。

さて、今日も一日が終わった。日本へ帰りたくなってきた。でも、学校はまだ半分終わったばかり。もう少しがんばらねば(^^)v
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by reem-akemi | 2009-05-30 02:16 | 日記

焼き鳥で一杯

昨日学校の帰りに鳥のケバーブ(焼き鳥)を買ったらとってもおいしかった。で、昼間酒屋へ行ってハイネケンを購入(140円)。今夜は焼き鳥で一杯飲むことに(^^)

ケバーブの店はお兄ちゃんと弟の二人でやっているみたいで、小学生くらいの弟がとてもよく働いている。
普通は鳥とパン、サラダで15ポンド(300円)なんだけど、鳥を半分にしてもらって8ポンド(160円)だった。今夜の食事は合計300円(^^)。
私「お兄ちゃん、今夜もウリード ダジャージャ」(すごい言葉!)
お兄ちゃん「OK!」
私「ワラーキン フッブズ ワーヒッド」(でも、パンは1枚でいいわ)
お兄ちゃん「××××××× アハダ」(前半聞き取れなかった)。。。(--;)
私「ナーム」
なんとか通じたみたい。で、焼きたての良い匂いのする焼き鳥を持って地下鉄に乗る。

ホテルは学校のあるザイナブ駅から3つ目のナセル駅。車両はいつも女性専用車に乗る。ヒジャーブは西欧社会では偏見をもたれているようだが、これが実にオシャレ。特に今は薄い布地で(ローンのような)覆っている。顔だけしか出してないから濃いメークがよく映えて本当にきれいだ。宗教的というよりオシャレでヒジャーブをかぶっているような気もする。

日本は高校生のときに厚化粧だけど、社会人になると薄化粧になる。化粧が自由の象徴なのかも。ケバイ化粧をすることで自分を守っているのかな。それほど学生時代はプレッシャーが多いともいえるのかも。だとしたら、女性の生き方として違うような気がする。女が女であることは決してジェンダーではないと思う。男であれ女であれオシャレは大事だ。と、私は思う(^^)。
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by reem-akemi | 2009-05-29 05:27 | 日記

戦争と罪責

野田正彰さんの「戦争と罪責」を読んでいる。以前から読まなければと思いつつ機会を逸していたが、図書館でそのタイトルをみつけ借りてきた。発行が1998年だから、すでに11年が経過している。その間、9・11があり日本はますます戦争へつんのめっていく。政治家の多くが二世・三世となり戦争に対する感覚がまったく異なってきたからだ。

いまさらながら「戦争」を教えてこなかった戦後教育のあり方を問わずにはいられない。「戦争」に対する思考停止状態のなかで、私たちは失われた過去を自分たちの手で拾い集めるしかなかった(「とにかく戦争はよくない」と決めてかかる教育もある意味思考停止状態なのではないかと思う)。私たちは戦争によって何を失ったのか?では平和とは何か?兵士とは何か?さらに、占領と戦争はどう違うのか?これらの課題を若いときからずっと考え続けている。

戦争に対する思考停止は政治に対する思考停止でもある。「忖度」(ソンタク)を図る、あるいは「場」の雰囲気を読む。これが日本社会を生きる術ならなんとも情けない。その結果が自民党政権の存続だ。

この本で、最初に、戦場における軍医の養成方法が出てくる。戦場ではありとあらゆる医術を必要とされる。通常長い時間かけて習得することを数時間で学ぶ。その方法は、中国人を使っての生体解剖だ。街角で拉致されてきた中国人(憲兵たちに拉致される)は麻酔をかけられ、虫垂炎を取られたり(虫垂炎の模擬手術)、腕を切り取られたり(腕をなくした場合の模擬手術)、内臓を取られたり(銃弾を腹部に受けたときの模擬手術)、最後に気管切開をされ、それでも生きている場合は静脈に麻酔薬を打たれ殺される。

怖いのは、生きたまま解剖することに医師たちがまったく罪の意識を感じてないということだ。戦場で兵士の治療をするという大きな目的のため、つまり「大義」のためには人間は無感覚で人を殺せる。誰でもそうなるというのが何とも恐ろしい。。。「人間性の破壊」と一言で言ってしまうにはあまりにも重い。

それにしても、731部隊のことは知っていたが、中国人を使って手術の練習をしていたとは。。。さらに悪いことに軍は生体解剖しながら臓器などを日本の会社に流してもいた。でも、それは日本だけの問題ではないような気がする。

2005年から2006年にかけて、イラクで凄惨な死体がゴミ捨て場や道路に放置されていた。死体には拷問の痕があり、咽喉から下腹部にかけて切り裂かれ、黄色いビニル紐で縫われていた。臓器売買が行われていたのだろうかと疑っている。。。
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by reem-akemi | 2009-05-07 09:49 | 日記

脳死臓器移植法について

「脳死」という考え方に以前から疑問を抱いていた。心臓は動いているのに「死亡」とみなされ、生きたまま臓器を取り出されるなどまっぴらごめんだ。家族の誰かが医師に「脳死」だからと臓器の提供を求められたら即刻拒否をするつもりだ。

健康な体になりたくて臓器を求める人の気持ちがわからないわけではないが、生命は神から与られたものと私は考える。だから基本的に臓器移植にも反対だ。ましてや人の死を待って臓器を提供することにはかなり抵抗がある。脳が死んだからといって人間は本当に死んだのだろうか?人間の命は不思議だからどんなことで命がよみがえってくるやもしれない。脳死判定で臓器を取り出すときは体が反応するので、全身麻酔をかけて取り出すというのを知って、ますます怖くなった。死んではいないじゃないか。。。体は生きていると訴えているじゃないか。生きている人間の臓器を取り出してもいいのか。

そんなことを思っていたら、やはり脳死を宣告されて生き返った若者がいたことを知る。2007年アメリカで起きたことだ。アイザックという21歳の青年はバイク事故で「脳死」と診断され、臓器の提供が行なわれることになったが、そのとき彼は意識があり、自分への死の宣告を聞いていたと後日語っている。彼によれば、臓器移植が行なわれることに決まったとき「気も狂るわんばかり」だったとか。そうだろうと思う。生きたまま臓器を取られるなんて、そんな怖いこと。。。自発的に彼が動いたことを看護師が発見して寸前で中止になり、救命治療の結果、彼は無事に退院して社会復帰を行なったと2008年3月のニュースで報道された。

脳死者には意識が残っているという論文もあるそうだ。ところが今国会を通過しようとしている臓器移植法案は「脳死」を宣告された場合、家族の同意さえあれば心臓や肺、肝臓などの臓器提供がされるのだ(A案)。また現行法では15歳以上の臓器提供の年齢を12歳以下の引き下げる法案もある(B案)。さらにA案とB案の折衷案として、年齢制限を撤廃してゼロ歳からの臓器提供を可能にしている法案もある(C案)。
すべて臓器移植手術の件数を増やすためになされることだが、そこまでする必要があるのだろうか?私には疑問だ。
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by reem-akemi | 2009-05-04 22:00 | 日記

ハードボイルドな女

桐野夏生作品にはまっていることはどこかで書いたと思う。最初に読んだのは「グロテスク」、それから「OUT」、「柔らかな頬」、「顔に降りかかる雨」、「女神記」、今日「魂萌え」を読み終えた。

爽快な気分で読み終えることが出来るのが桐野作品の魅力。「風と共に去りぬ」の映画のラストシーンによく似た感覚だ。ヒロイン(そう言っていいのかどうかわからないが)が凛として運命に立ち向かっていく姿に共感する。したたかで強く、とても魅力的だ。

で、「OUT」が映画化されていると知り、サイトで検索してがっかりした。なんでこんなに変えてしまうのだろう。私が作者なら怒るね!人間の不思議さ、面白さが削りとられ、主婦4人が殺人事件にからんだ単純なコメディに変わっている。「OUT」に出てくる人間はすべてが底辺で生きていて、しかもどの人間も孤独だ。それぞれが自分の孤独をみつめながら生きている。それを削ったら桐野作品の魅力は何にもないじゃん。

しかも、なんたって、この話は主人公の雅子のクールさと佐竹の異常さの根っこが実は同じだというところが面白いのに。。。そういう複雑な点は省いているようだ。私などこの作品はアラテの恋愛劇だと思ったくらいだ。佐竹が間寛平というのも気に入らない。もっと良い男じゃなくっちゃ!なぶり殺しにした女の思い出を抱いて生きている男はそんじょそこらにいない。正直、私はその描写にぞっとした。そして、ぞっとしつつ生命の根幹をゆさぶられるような感覚を覚えた。Sexの根幹というべきか。。。

雅子と佐竹が戦う場面は壮絶だ。結局、雅子がひそかに持っていた手術用メスで佐竹の顔を切り、殺すのだが、日本の小説で(映画でもいい)、女がこれほどタフになったのは最近のこと。私は自分が弱虫だからこういうハードな女性にあこがれる。人と血みどろで争うなんて、自分には到底出来ないだろうと思う。しかも最後は佐竹から奪った金を持って外国へ逃げる。なんてカッコいんだろう(^^)v

映画の脚本は男が書いているから話を変えたのかもしれない。だって、ハードボイルドな女は男たちの好みじゃないだろうから。
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by reem-akemi | 2009-04-20 19:06 | 日記

語学留学

5月からエジプトへ語学留学をすることにした。とりあえず期間は1ヶ月。しかし飛行機は2ヶ月の余裕をとった。4週間の授業を終えたら、その後アンマンへ移動。そこから陸路でパレスチナへ行こうと考えている。そして再びカイロに戻り7月には帰国する予定。

学校をどこにするか?アラビア語を教えてくれているウスターズ・ファトフィにカイロでアラビア語を学びたいから良い学校を紹介してくれと頼んだ。そこで紹介してくれたのがAl-Diwan。彼はカイロでNo1だといい住所と電話番号を書いたメモを私にくれた。自分でここに電話をしていろいろ訪ねたほうがいいだろうというのが彼の説明。国際電話は高くつくのでネットで検索(ネットがあって良かった003.gif)。1ヶ月から授業をしてくれるとのことで私の要望と合致する。なんせ夏のカイロはお手上げだし、気候のよくなった頃また行けばいいのだから。

さっそく登録をしたら100ドルのデポジットを要求される。エジプトポンドにして約500。振込みはウェスタンユニオンを通してというが、ウェスタンユニオンはスルガ銀行がかつて代理店を行なっていたのだが1月末にそれを取りやめた。日本にはウエスタンユニオンがないからペイパルでもいいかとメールしたが、なしのつぶて。仕方がないので久しぶりにイラク人の友人スレイマンにメールをする。2006年にカイロで会ってからまったく連絡をしていなかったので本当に久しぶりだった。ずうずうしくもデポジットを私の代わりに払ってきてと頼んだら、明日にも行ってくると言ってきた。彼が100ドル持っているか不安になったが(だって彼は難民なのだから・・・)、100ドルの返済はカイロに来てからでいいとのこと。その代わり、日本の磁気ネックレスが欲しいという。なんでも彼の友人が日本の磁気ネックレスを持っていてそれが非常に健康にいいのだとか・・・。そんなもの信用してないけど、あなたが欲しいなら買いましょうとメールしたけど、いまいち不満。

日本製品に対する信用は最高だ。だけどこの頃は日本製といっても中国の工場で作るからどうかな・・・。中国は日本の技術を盗み、まったく同じものをつくって世界に売っている。日本製品に憧れている彼らに日本製品のほとんどが中国でつくられていると言ったらどんな顔をするだろう。中国なしでは日本経済が成り立たないと知ったら・・・。

あは。磁気ネックレスから話が飛んでしまったが、要は私が「商品」に対して信用を抱いてないということ。グロバリズムが市場を覆ってから本当に信用できなくなったし、世界がつまらなくなった。そんな気がする。近所で食べられるケンタッキーフライドチキンだけど、万里の長城にもあるし、スフィンクスの前にもある。これって最高につまらない。とはいえ、現地の味に飽きたときは懐かしくて食べてしまうから恐ろしい。あぁ、、、私はグロバリズムに嗜好からして侵されている。
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by reem-akemi | 2009-04-10 09:32 | 日記
ニューズウィーク 3・11号は日本政治を揶揄している。題して「リーダー不在のポンコツ日本政治」008.gif。サブタイトルが「なぜ、世界第2位の経済大国に無能な指導者しか生まれないのか」。

恥ずかしいよね。。。だってみんながそう思っているんだもの。そう。ニューズウィークの外国人記者に言われるまでもなく。。。原因は「自民党」そのものだって。あまりに長く政権の座に座り続けてオバマのようにチェンジできる人材がいないってこと。なぜって、ほとんどの政治家が世襲なんだもの。こんなの世界ではありえない!033.gif

優秀な人間は政治の世界なんか行かないよ。地盤と金がなくては政治家になれないのが日本だもん。国会はお化けの棲家。国会答弁なんかも官僚が書いていて政治家はそれを読んでいるだけ。もっとも、麻生さんはそれさえも読めなかったけどね003.gif。あれ以来、「未曾有」が「みぞうゆう」って見えちゃう。

でも、世界に目を転じると、どこもかしこも緊張感でいっぱい。東欧はユーロ経済に入ったものの破綻寸前で希望なし。中国も去年の景気はどこへやら、ものすごい数の失業者に対応ができず、これも希望なし。南アフリカでは白人・黒人を問わず治安の悪さに人々が外国へ逃げ出しているとか。アメリカもオバマがどこまで出来るのかわからないし。。。この頃、スピーチのうまさだけが目につく。イスラエルは極右政権になり、これもパレスチナとの和平に希望なし。

確かにこんなに不安材料がたくさんあるのに、酩酊して記者会見する閣僚がいる日本って緊張感なさすぎよね。本当はこういうことって日本のメディアがたたくべきことだと思う。酩酊記者会見もAPが最初に報道したというからメディアそのものが腐っているのがそもそもの間違いかも。

テレビをつけてもくだらないニュースばかり。ジャーナリストならプライドを持って仕事をしてほしいな。伝えることがたくさんあるはず。私たちがどんな世界に生きているのか、目を見開いて真実を伝えてほしい。
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by reem-akemi | 2009-03-05 18:57 | 日記

今年も会津へ

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毎年、冬になると会津へ行く。会津若松にある満田屋で味噌田楽を食べながら会津の酒を飲む。これがまたとても楽しい001.gif

満田屋は味噌屋で、店内に囲炉裏があり、そこでニシン、餅、こんにゃく、厚揚げなどを目の前で焼いてくれる。炭火でこんがり焼いた味噌は香ばしく、とてもおいしい。ニシンは山椒味噌、こんにゃくはゆず味噌、餅は甘味噌と、さまざまな味噌が楽しめるのもうれしい。私は田楽を食しながらにごり酒を飲む。にごりは麹の香りが強く、飲んだあとの甘みと香りにひかれる。本当の酒飲みは、もっときりっとした酒が好きなのだろうが、たまにはこってりとした濁り酒もいいものだ。要は、甘いものがたまらなく好きなのだ。

満田屋のあとは、少し離れた末廣の嘉永蔵へ行く。ここでは試飲が楽しめる(またまた酒!)。順にいろいろ飲んでみる。若い酒はジュースのようにさっぱりとしている。いろいろ飲むと若い酒は物足りない(笑)。まるで「男」のようだ029.gif。と、言い方が違った!まるで「人間」のようだ003.gif。人間も少し練れたほうが魅力的だものね。いろいろ試した結果、少し「枯れた」酒を買う。よくぞ日本人に生まれけり!おいしい酒を飲み、おいしいつまみを食べ、気のあった人と過ごすのは一番楽しい。
ついでに酒かすも購入。これで何をつくろうか?白身の魚を漬け込んでみようかな。香ばしく焼くとおいしいだろうななどと想像しながら店を出る。
嘉永蔵にはカフェもあり、最高のアールグレイが飲める。それもまた楽しい。

今年は雪が少なかったのが寂しかったけど、とにかくいつものように会津でおいしいお酒と食事、それに温泉を楽しんだ。なんとも幸せなことよ。
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by reem-akemi | 2009-02-23 20:48 | 日記
作家の村上春樹氏がエルサレム賞の記念講演でイスラエル批判を行ったとか。でも、ニュースをよく読むと、イスラエルというより、人間を破壊する政治システムそのものを批判しているような気がする。

作家だからこその意思表示であろう。人間に対する深い洞察を感じさせる。村上春樹というと、私には都会的で小粋、むしろあまりにシャレすぎて人工的な感じすらしていた。けれど彼の好きなアメリカは1960年代の茶色いレンガつくりの建物がならぶようなNYなのかもしれない。「都会」という壁の中で生きていく主人公を描くからこそ、同じように壁で囲まれたパレスチナの人々の苦しさも代弁できるのかもしれない。

今回の彼の言葉、「作家は自分の目で見たことしか信じない。私は非関与やだんまりを決め込むより、ここに来て、見て、語ることを選んだ」に、スーザン・ソンタグの「人は見たものしか語れない」という言葉を思い出した。

エルサレムの壁の向こうにぜひ行ってほしい。行って、その目でパレスチナの人々のことをしっかりと見て、私たちに伝えてほしい。

21世紀にあってもなお続いているイスラエルの植民地政策。。。植民地は20世紀で終わったものと思っていたのに。。。
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by reem-akemi | 2009-02-16 23:12 | 日記