毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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カテゴリ:iraq( 71 )

واشنطن بوست :نواب البرلمان العراقي الجدد اجتمعوا 18 دقيقة فقط واستلموا 30 الف دولار
「ワシントンポスト:イラク新議会はわずか18分の召集で、3万ドルを受け取る」

http://www.nakhelnews.com/pages/news.php?nid=2494

イラクはアラウィが先の選挙に勝利してからもマリキが政権を手放さないために、新政権が樹立されないまますでに208日が経過。これは1977年にオランダが打ち立てたギネスを越えるもので(オランダは207日)、イラクの治安の不安定さの要因になっている。
そんなおり、208日目の金曜日。新議会が召集されたが18分で終了。ワシントンポストによればその日に全議員に報酬3か月分が与えられ、その額は3万ドルにおよぶという。

18分の議会で3万ドルの報酬はないでしょ033.gif。いまだにイラク本国に帰還できない難民がたくさんいて、生活が困難の人々、学習困難な子どもたち、生活に困っている寡婦、さまざまな問題がありながらこのテイタラク!!!どこの政治家も良くないけど、特にイラクは腐っている047.gif

#上記の投稿をしてから、はっと気がついた。ワシントンポストがこういう記事を書く根拠を。アメリカはイラク人が政治を上手につかさどることが出来ないと揶揄しているのだ。イラク人はこんなにアホだと。だが、そもそもイラクの知的階級を殺戮したのはアメリカではないか022.gif。大学教授、医師、芸術家などなど国をリードしていく人間たちを暗殺し、脅迫して他国に追いやり、イラクを内部から崩壊したのは誰?あぁ腹が立つ!イラク人たちよ、しっかりしてほしい。。。アメリカに負けないで!
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by reem-akemi | 2010-10-03 10:02 | iraq
8月31日で撤退したと発表した米軍だが、まだイラク国内でイラク治安部隊と一緒に軍事活動をしている。

http://www.alsumarianews.com/ar/2/11264/news-details-.html

الجيش الأميركي يعلن عن مقتل وجرح تسعة اشخاص بينهم عدد من المسلحين باشتباك في الفلوجة

「米軍はファルージャの衝突で9人の死亡&負傷者をがあったことを発表する」

発表したのはイラク駐留米軍のR・フェルブス陸軍少将。それによると9月15日未明、ファルージャの南西4キロの山間地帯に住むヤシン・カサールの家の前にバグダッドから飛んだ米軍とイラク治安部隊が降下。イラク治安部隊が彼の家を取り囲み、手榴弾と銃器で集中砲火をあびせた。

それにより、ヤシンと彼の家族(女性と子どもを含む)6人が死亡。3人が重傷。その後、米軍とイラク治安部隊はヤシンの弟を逮捕し、バグダッドに連行。

米軍はこの軍事行動を例のように、「アルカーイダと思われる武装勢力を掃討」と発表しているが、殺されたのは旧イラク軍将校(おそらくバース党)とその家族。かつてはイラク軍将校でも現在はフツウの市民。。。まったく、アルカーイダと言えばなんでも通ると思っているのかしら033.gif

イラク政府は2005年頃から、旧政権で力のあった者たちを武装勢力として米軍と一緒に掃討してきたが、まだやっているみたいだ。宗派戦争に名を借りた権力闘争。。。米軍にとってもイランからの亡命者たちにとっても都合がいいもの。この暴力をなくす方法があるとしたら、現イラク政府を倒すこと。
非暴力で倒す方法ってないかしら????

それにしても米軍も本当にバカだよね。情報が怪しいと思わないかしら。。。要は、米軍がアラビア語を理解してないからウソの情報に騙されるのよね。アメリカ人は世界中で英語が通じるから、相手の言葉を理解しようって気がない。それって政治的にまずいんじゃないかな。。。
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by reem-akemi | 2010-09-16 08:32 | iraq

オバマさんへ

Dear President Obama,

I was pleased to see your announcement last night that the combat
mission in Iraq is over. Although this is an important step, the war
will only end when the last U.S. soldier leaves the country, which is
scheduled to happen by Dec. 31, 2011.

I trust you will keep that pledge. But bringing peace to Iraq will
require more. It requires a relationship defined by dignity and justice
between our peoples.

We have a responsibility to care for our veterans wounded emotionally
and physically by the war. And we have a great responsibility to help
the people of Iraq to help themselves to heal, to rebuild, to return
home, and to forge their own future.
Sincerely,
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by reem-akemi | 2010-09-02 10:44 | iraq
オバマ大統領がイラクでの戦闘任務の終結を宣言した。残る5万の兵士はイラク治安部隊の訓練をするとか。日本のメディアが報じている「治安部隊」とは何をさすのだろうといつも思う。

イラクの軍隊はその所属によって2つに分けられる。
1 国防省ー純粋に軍隊といわれるのはこれ。イラク国軍のことで2003年にブレマーによって解散させられたけど、同じ年に再度新生イラク軍として編成される。イラク陸軍、イラク空軍とイラク海軍(あるのを最近まで知らなかった!)があり、空軍は輸送機しか保持していないので、イラクの制空権は米軍にあると思われる。
2 内務省ー治安部隊はここの所属。市民生活に深く関与している。2003年以降、内務省はシーア派が権力を持ち、治安部隊は「秘密警察」の面も持っている。内務省は治安部隊のほか、イラク警察も管轄においている。2005年から続いた宗派闘争といわれる暴力は内務省の治安部隊がからんでいるのではないかと推測している。その頃、警察に連行されたものとか治安部隊に連行されたものは、行方不明になったままだから。。。

このあたりの言葉が整理されていないことがイラク問題をわかりにくくしているのかもしれない。。。

イラク軍に関して、もうひとつ。2011年の米軍完全撤退後も米国は武器・戦闘機等をサポートすることをイラク政府に約束している(日本の自衛隊も米国の高価で二流の戦闘機等を買わされているのは誰でも知っていること。最新鋭のステルスは売ってくれないらしいから)。イラク空軍は2020年までに戦闘機を配備するそうだ。しかも訓練はそのまま継続となっている。これを買う資金はもちろんオイルマネー。イラクの復興のために使われるべき石油収入を米国は軍事産業で吸い上げていくつもり!なんと恥知らずな!!!
また、国連によると民間軍事会社の傭兵が数万人規模で残っているという。NATOは将来起こるかもしれないアラブとクルドの闘いを抑えるためにも傭兵の存在は必要だと考えている。
http://english.aljazeera.net/indepth/opinion/2010/08/201083118948615980.html
いつでも「戦争」が出来る状態にしておくってことかしら???

それにしても、戦闘任務終結宣言ってナンだろう?勝手に侵略してきて、国をボロボロに壊し、10万人の人々を殺し、そして暴力を人々の生活に残したまま、去っていく。まるでギャングだ033.gif
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by reem-akemi | 2010-09-02 10:22 | iraq

ムクタダ

イランでアヤトラ修行に励んでいたムクタダ・アッサドルがついに動きだした。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/4186CFB8-30B9-4871-89A2-AE0939577443.htm
アラウィとムクタダの2ショット017.gif。かたや亡命政治家、かたやギャング集団マフディのボス。
ムクタダを味方にしないとアラウィはにっちもさっちも行かないのだろうな。
もちろん、アメリカを始め外国に避難したイラク人はこのMTを快く思ってない。

米軍の撤退を前にして、イラクでは爆弾事件が続発してるけど、犯人はイラク政府がいう「アル・カーイダ」でないことは確か。なんでもかんでも「アルカーイダ」のせいにすればいいとおもって033.gif
イラクが混乱していることにメリットがあるものたち。イラク人を殺してもなんとも思わない人たち。そう考えると犯人は誰であるか一目瞭然028.gif
BBCなどでもその人たちのドキュメンタリーをつくっているみたい。
彼らはイラク占領の初期の段階からクルド・ペシュメルガのトレーニングを行なっている。
日本でその人たちの話をすると本気に聞いてないことがわかる。あまりに遠い国のことだから?
その人たちって?Yes,モサドーーーーイスラエル
どうして日本は中東のキーパーソンであるイスラエルのことをあまり報道しないのだろう?

とにかく今ムクタダが動きだしたということは、アラウィとマリキとの権力闘争に終止符がうたれるってこと。おそらく暴力事件はますますエスカレートしていくだろうな。
私たちは日本でその行く末をじっと見ているしか出来ない。。。
私は思わずT氏に電話した。T氏はずっとムクタダを追っている。
「ムクタダが動き出したわよ」
T氏がいうには、ムクタダはイラクの王様(!)になろうとしているとか。。。
「イラク国軍は彼の傘下だから」
T氏は2003年にムクタダに会った唯一の日本人だ。
「ムクタダが何を考えているか、会って聞かなくては」
ムクタダの記事を取れたら、T氏は「日本のパトリック・コバーン」だ049.gif
私は以前から書いているが、イラク人たちが「宗派戦争」をしているなんて信じてない。たとえシーアだ、スンニだと彼ら自身が拘っていても、差別を計画的に強いて、宗派戦争にみせかけているものたちがいると思っている。ムクタダに会うのは面白いかもしれない039.gif

いずれにしても、三つどもえ(米軍を入れたらよつどもえ?)で政治勢力が争っているなんて。。。。何も資源のない国だったら良かったのにね007.gif
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by reem-akemi | 2010-08-19 10:38 | iraq

Last of Iraqs

いつだったかバグダッドに住む医師のブログを翻訳したことがある。
http://last-of-iraqis.blogspot.com/
リバーと違うのは写真なども掲載してイラクの状況を報告し続けていたこと。で、いつの間になんということもなく彼のブログを忘れていたが、先ほど見てビックリしてしまった005.gif。アメリカにいたのだ!しかも1年半前にイラクを出ていたらしい。

しかし、喜びいさんでバグダッドを出たものの、ホームシックとカルチュアショックに悩まされているようだ025.gif

ラエドもバグダッドを出て、今はアメリカのグローバルイクスチェンジで活躍している。

もうすぐ3月20日が来る。あれから7年。リバーはダマスカスでどうしているのだろうか。。。
英国、オランダとイラク戦争を検証する動きが出ているが、どの国もイラクでの被害調査をしてはいない。

とはいえ、NHKが報じるバグダッドからの中継映像は、これまでイラクの外から報道していただけに、何かが変わったようで私には嬉しい。記者の背景にある椰子の木の緑も美しい。バグダッドにも春が来ているんだなぁ。。。相変わらず自爆テロの報道が流れるものの、何かが変化している。そう感じるこの頃だ。
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by reem-akemi | 2010-03-17 09:23 | iraq

2003年3月18日と閣議決定

2003年3月18日午前、官房長官が閣議決定を発表する。

「閣議の概要を申し上げます。 法令案件及び人事案件として、お手元の資料のとおり決定・承認されました。…(中略)…最後に、小泉総理から、「イラク問題」について、発言がありました。その内容をちょっと申し上げます。
 『英米両国が決議案の採択を求めないことを表明し、イラク問題は更に緊迫している。我が国は、一貫して平和的解決を求めて努力してきており、ぎりぎりまでその努力は続ける。しかし、間もなく行われるブッシュ大統領の演説では、イラクが平和の道を選ばなければ武力行使もやむを得ないとの決意を示すものと予想される。我が国としても武力行使が現実となる場合を視野に入れて対応に万全を期する必要がある。国民の安全の確保に向け、防衛庁長官、国家公安委員長、国土交通大臣をはじめ関係大臣は、しっかりと取り組んでもらいたい。
 特に、本件が内外の経済に混乱を引き起こし、国民に不安を生じさせるようなことがあってはならない。財務大臣、経済産業大臣、金融・経済財政政策担当大臣は、引き続き為替、原油、株式などの経済・金融市場の動向を十分注視しつつ、不測の事態が生じないよう、日本銀行など関係当局との緊密な連携の下、万全を期されたい。』、以上が総理の発言でした。」


その後、ブッシュ大統領の最後通告演説があり、3時間後小泉首相が記者会見で武力攻撃支持の発表をする。以下は、そのときの質疑応答。

【質問】 日本政府は新たな国連決議があることが望ましいという方針でしたけれども、新たな国連決議の無いまま武力行使が行われる可能性が強まっております。こうした事態をどう受け止められるかということと、新たな国連決議が無いままアメリカが武力行使に踏み切ることにつきましては、正当性について、いろいろな意見もあると思います。総理としてどうお考えでしょうか。

【小泉総理】 今まで日本政府として、国際協調と日米同盟の両立を図る。この重要性をわきまえながら、外交的努力を続けているとその通りにしてきたわけであります。そういう意味において今回、国連安保理が一致結束して対応できなかったということは残念でありますが、この問題については先程申し上げましたようにアメリカのブッシュ大統領も今まで懸命の努力を続けてきた。武力行使につながる決議が無かったではないかという議論もありますが、私(総理)は、今までの一連の国連決議、昨年11月の1441を初め、678、687、こういう決議において、武力行使の根拠と成り得ると理解しております(1)。今回、イラク並びにフセイン大統領がこの国連決議に十分協力してこなかったということについては、国際社会の認識は一致しているんじゃないかと思っております。

【質問】 アメリカが武力行使に踏み切った場合、先程、今の方針を支持するということでしたけれども、日本政府としてはアメリカを支持しますか。日本国民の中には、イラクへの武力行使につきましては、慎重論や反対論も根強くあります。どのように理解を求めていかれるか。

【小泉総理】 極めて少ない可能性がありますが、フセイン大統領が国外退去すればまだ平和的解決が残されておりますから、この可能性は極めて少ないですね、そういう意味において、やむを得ずアメリカがイギリス各国と協力して武力行使に踏み切った場合、日本政府としては、この決断を支持します。もとより日本は、アメリカ、イギリスのように軍隊を派遣して武力行使をするという立場ではございません。例え、そのような事態が起こったとしても、日本は戦争に参加しませんし、これからもこの方針は堅持していきたいと思っております。また、大量破壊兵器、或いは毒ガス等の化学兵器、或いは炭素菌等の生物兵器(2)、これがもし独裁者とかテロリストの手に渡った場合、何十人何百人の規模で生命が失われるということではない、何千人何万人、或いは何十万人という生命が脅かされるということを考えますと、これは人ごとではないなと、極めて危険なフセイン政権に武装解除の意思がないということが断定された以上、私(総理)は、アメリカの武力行使を支持するのが妥当ではないかと思っております。

【質問】 国民にどのように理解を求めていかれるか。

【小泉総理】 これは日本政府としては、今後日米同盟の重要性、そして、国際協調の重要性を両立させる努力は、今後も続けていきます。そして、何よりも戦後50年間、日本の平和のうちに繁栄に導いてきた、これがやはり日米同盟、この重要性をわきまえて国際協調体制を図ってきたからだと思います。戦後50年間以上、我々の先輩たち、国民が培ってきた日米関係の信頼性、これを損なうこと、これは日本の国家利益に反すると私(総理)は思っております。これからも、テロ対策にしても、或いは日本の安全を図る意味において、私(総理)はアメリカとの同盟関係を堅持しながら、今後も国際協調、国際協力、これを追求していかなければならないと思っております。そういう面について、今後国会でも議論が出されると思いますが、いろいろな機会を通じて国民に理解と協力を求めていきたいと思っております。

【質問】 アメリカが武力行使に踏み切った場合、アメリカなどから具体的な貢献、協力を求められることはありませんか。日本としては、戦後復興などについて検討されているということですが、具体的な取り組みを伺いたい。

【小泉総理】 日本としては、例えアメリカ、イギリスが武力行使に踏み切ったとしても、戦争には参加しません(3)、武力行使はしません、戦闘行為にも参加しません。今後、もし戦争が始まった場合には、できるだけ犠牲を少なく速やかに終結することを望みますが、同時にイラクの戦後復興、或いは、これから国際社会への平和と安定のために、日本は何ができるか、何が必要かということを考えながら、日本は主体的に判断していきたいと思っております。


(1)オランダの検証委員会は「安保理決議1441は武力行使を認めていない。したがって米英のイラク戦争は国際法違反である」との結論に達している。英国の検証委員会でもブレアに対し、武力行使ではない第2の方法があったのではないかと追求された。

(2)大量破壊兵器も生物化学兵器もイラクには存在しなかった。10年以上にわたる国連の経済封鎖によりイラクにその余力はなく、サダム・フセインは国民の餓死を防ぐことに必死だったと云われている。

(3)航空自衛隊が大量の連合軍兵士および銃器を運んでいたことはすでに明らかとなっている。兵站活動なくして戦争を維持することは出来ない。

以上、つらつらと書いてきたが、3月18日の流れを見るとイラク戦争支持を決めた「閣議決定」がやはり最大の問題だ。思えば小泉首相は「閣議決定」でさまざまな法案を決めている。たとえば「郵政民営化」などもそうだ。
この「閣議決定」、秘密会議なので議事録もないという。決定したことだけ官報に載る。だとすると、戦争支持にいたる経緯を知るためには英国のように当時の閣僚たちの証言を取らなければならない。いやはや難儀なこと。。。
しかも「閣議決定」は憲法その他の法律でも規定されていず、たんに「慣習」でしかないという。そんなあいまいなことでいいのだろうか???首相の独断ですべてが行なわれていく政治の怖さを感じるのは私だけではないだろう。
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by reem-akemi | 2010-02-26 08:34 | iraq
今日は英国議会の議事録からの思索。

下記のURLは英国議会の2003年3月18日のイラク攻撃についての議事録。
http://www.publications.parliament.uk/pa/cm200203/cmhansrd/vo030318/debtext/30318-06.htm

2003年3月18日、イラク攻撃開始2日前のこと、英国議会はブレア首相の「イラクを攻撃する軍事的理由」の説明に対するさまざまな質疑応答が繰り広げられた。興味のある方はじっくりと読んでいただきたい。A4版で250ページにも及ぶその経過がすべて読めるから。ブレアの言っていることは先日行なわれたチルコット委員会の証言と変わらないが。。。
さて、その中でも興味深いのは日本のイラク攻撃支持についての発言。ブレアはこう発言している。

If we pursue that course, when the threat returns, from Iraq or elsewhere, who will then believe us? What price our credibility with the next tyrant? It was interesting today that some of the strongest statements of support for allied forces came from near to North Korea—from Japan and South Korea.

テロに対する脅威が再び起き、我々が攻撃という手段を取ったなら、イラクや他の地域からの支持があるだろうか?どれだけ信頼性があるだろうか?今日、興味深いことがありました。北朝鮮にも近い日本と韓国から同盟軍に対して強い支持の声明が送られてきたのです。

確かに3月18日、小泉首相はブッシュの最後通告演説の3時間後に「武力行使を支持する」と明言している。ブレア発言が3月18日午後12時半過ぎ。ブッシュ、小泉、ブレア、三者が申し合わせたように3月18日にイラク攻撃支持を表明しているのは、あまりにも出来すぎてはいないか。私はそれに疑問を抱いてしまう。すでに戦争の段取りが出来ていたのだろうと。

英国は攻撃支持についての議論を10時間以上も議会で論じ合って決定したが、日本は一体いつ議論がされたのだろう?世界に向けて国家としての意思表明ならばそれなりの議論があってしかるべきだが、当時国会でそれに対して討議がなされたのか???閣議決定と聞いたことがある。だとしたら国家の方向性に対してあまりにも鈍感すぎはしないか?

3月18日の攻撃支持表明について私の疑問を整理すると
・攻撃支持の決定はいつなされたのか?閣議決定とすると、3月18日以前にあったのか?
・「同盟軍としての支持」だとすると、国会での議論を通さず戦争支持を決定する権限を首相が持っているのか?

小泉政権の最大の問題は、開戦前に戦争の段取りを米英とともにすでに行なっていたという事実だ。
その頃の新聞の見出しを観てほしい。世間がイラク攻撃についていろいろ意見を出していたとき「戦争」はすでに決まっていたのだ。

以下、2003年3月18日の各紙記事見出し
安保理決裂
国連への寂しき別れ
(朝日新聞、2003年3月18日、2面、社説)

イラク攻撃 是か非か
攻撃支持なら孤立する
ー共産党委員長 志位和夫氏
(朝日新聞、2003年3月18日、4面)

民間人保護
「追加議定書」早急に加入を
(朝日新聞、2003年3月18日、15面、私の視点)

イラク攻撃と世界(1)
なぜ今・・・
国際協調 可能性と限界
(毎日新聞、2003年3月18日、1面)

イラク問題とニッポン
攻撃に大儀。外務省は国民に説明を
ー衆院憲法調査会長 中山太郎さん
(毎日新聞、2003年3月18日、5面)

3国首脳声明
見切り開戦避ける努力を
(毎日新聞、2003年3月18日、5面、社説)

小泉首相とイラク攻撃
「世論なき力」は正義か
(毎日新聞、2003年3月18日、7面、記者の目)

新決議求めず
イラク攻撃への秒読みが始まる
(読売新聞、2003年3月18日、3面、社説)

平壌宣言半年
核の脅威をもてあそぶ「異常な国」
(読売新聞、2003年3月18日、3面、社説)

戦争回避へ最後まで努力を
(日本経済新聞、2003年3月18日、2面、社説)

イラク緊迫
百万分の一の望みでも
(東京新聞、2003年3月18日、4面、社説)

フセイン退陣
決断は数秒間で事足りる
(産経新聞、2003年3月18日、2面、社説)

夕刊

国連への期待しぼんだ10年
ブトロス・ガリ前国連事務総長と会見
米政権との親和性崩れ
(朝日新聞、2003年3月18日夕刊、13面、文化)

潮目を読む
「イラク戦争」と世界
混迷に向かう日米同盟 我部政明
「帝国」と国際秩序の際で 李鍾元
(毎日新聞、2003年3月18日夕刊、7面)


戦争支持という重大な決断が閣議決定で行なえるなら私たちは自分たちの知らないところで戦争に行くはめになる。
イラク戦争検証は日本の議会制民主主義のあり方を根本から問う可能性を持っている。
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by reem-akemi | 2010-02-25 09:41 | iraq

イラク戦争を検証する

イラク戦争を検証しようという動きが出てきた。本当はもっと前から出てきてもいい課題なのだが、自民党政権下ではあらゆる情報が隠蔽されていて、戦争支持にいたった経緯を知ることはほとんど不可能だった。

政権交代があっての検証作業だが、問題もある。つまりそれが来年度の参議院選挙に利用されないかという疑念だ。民主党の自民党つぶしの目玉にされたらたまらない。
また、イラク戦争の検証をふまえてのアフガン戦争への対処となると、民主党政権がどこまで情報を開示してくれるのか、それも今のところ不明。つまり、彼ら(民主党議員たち)がどこまで本気なのかわからないということだ。

それでもあらためて、イラク戦争の流れをみると当時わからなかったことがたくさん見えてくる。日本に関していえば小泉政権がなだれをうったように戦争に加担していくさまもよくわかる。

日本がイラク戦争支持の根拠としている安保理決議1441(イラクに国連査察をせまるもの)は2002年11月に安保理の全会一致で採択された。イラクはこれに対し非常に協力的で平和的な武装解除もありと見えた。
2003年1月9日、査察団が「イラクに大量破壊兵器が存在するという決定的証拠がない」という中間報告を出した。すると2月5日、パウエル国務長官がイラクに生物兵器が存在するという情報を開示した(実はこの情報はイラク人亡命政治家チャラビ関係者が出したもので、後日、嘘と判明する)。この時点ですでに米国は6万人の兵士をクゥエートに派遣している。イラク攻撃の準備は着々と進んでいた。
2月14日、査察団は安保理に追加報告を出し、捜査の継続を要望したが、その翌日2月15日、米軍兵士は16万人に達していた。
3月7日、米英スペインがイラクの武装解除を求める決議案を安保理に提出する。ここで確認したいことはこの時点でもなお安保理はイラク攻撃を採択していないことだ。だからこのあとの米国の攻撃は正当性を欠くものだと云われても仕方がない。

2003年3月20日アメリカとイギリスはイラク戦争を開始する。同日、小泉首相は安保理決議1441をもとに米国の武力行使支持を表明した。そして、自衛隊派遣の前に政府は7月3日、PKO協力法に基づきC130輸送機2機をイラク周辺国に派遣することを決定している。
ここからわが国の戦争協力が始まる。。。
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by reem-akemi | 2009-11-18 08:46 | iraq

植民地政策の常套手段

イラク関係のサイトを読んでいたらこんな記事にぶつかった。

http://www.rferl.org/content/Iraqi_Government_Submits_Bill_Allowing_Foreign_Ownership_Of_Land/1793418.html

Iraqi Government Submits Bill Allowing Foreign Ownership Of Land

August 05, 2009

BAGHDAD -- Iraq's National Investment Commission and the Planning Ministry
have submitted a bill to parliament allowing foreign land ownership for the
first time, RFE/RL's Radio Free Iraq reports.

Sami al-Araji, the commission's chairman, announced the proposal on August 4
at a business conference in Baghdad.

He noted that "the infrastructure reconstruction bill" invites foreign
investors to bid for the construction of 500,000 housing units and
ameliorate 1.5 million hectares of land.

He explained that 1.5 million hectares is twice the area of land presently
available for agriculture.

He also noted that the proposal would lead to the use of modern irrigation
techniques ensuring considerable savings for Iraq's scarce water resources.

The projects included in the plan are to be completed within three years.

Araji said that the planned projects would create thousands of jobs for
Iraqis by requiring a certain percentage of those employed to be Iraqis.

He also claimed the world economic crisis could work to Iraq's advantage as
it is a country uniquely open for business because the country is rebuilding
and is seeking investment in virtually all sectors of the economy

イラク政府は8月4日、外国人の土地所有を認めることにしたそうだ。しかも150万ヘクタールという大きさで、50万世帯が住めるという。日本で50万世帯というとどこの街にあたるだろう。政府はこれにより「雇用」が生まれると云っているが、土地を切り売りしていいのだろうか。私は疑問だ。

この広大な土地は誰が手にいれるのか?イスラエル?アメリカ企業?近代的な灌漑方法と書かれているところをみると、チグリスかユーフラテスが流れている場所に違いない。農地を他国あるいはグロバリ企業に売り渡していいのか?

もしかしたら、その土地は今は難民となって外国を放浪している人間たちのものかもしれない。いつか帰還して農業をしようと離れた人間のものかもしれない。
彼らは一生、自分たちの土地に戻ることは出来なくなるのだ。

パレスチナの民が、ナクバのときに土地を追われたように、今再びイラクの農民たちが自分たちの政府によって土地を奪われようとしている。。。

目先の利益しか考えていないイラク政府の人間たちは、先進国(占領している国々)の植民地政策に自ら加担している。本当に情けない。亡命者たちめ!!!!(今のイラク政府の人間たちはサダム政権時、亡命者として国外に逃れていた)

イラク人たちよ、しっかりしなさい!国を追われたことを嘆いている場合じゃないでしょ。嘆くときはもう終わった。自分たちの奪われた権利を取り戻すために闘うべきだ。
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by reem-akemi | 2009-08-08 17:15 | iraq