毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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2005年10月31日

イラクの知人が刑務所に入っていた女性のためのセンターをつくるという。イスラムではレイプを受けた女性は家族から「名誉殺人」の名のもとに殺されていくことが多いので、この提案にはまったく賛成だった。

そのような女性がどのくらいいるのかを聞いたら、アブグレイブだけでも350人いるという。しかも、まだ多くの女性が刑務所内にいるという。

では、どのような理由で彼女たちは刑務所に入るのだろうか?それはほとんどがささいな理由だ。家宅捜索のときについでに連れて行かれるもの、警察に口答えして連れていかれるもの、近所の告げ口で連れて行かれるものなどなど。まったく普通の女性が連行されている。

彼女たちのトラウマは激しく、しかも家族の無理解で戻ってきても帰る場所もない。そんな女性たちのための家をつくるというのだ。

バグダッド、モスル、ラマディにそれぞれ作るという。さて、そのセンターのもっとも大きな仕事が何かというと、家族への「教育」だ。宗教学者を動員するという。
これには、いかにもイスラムだと思わされた。

私にアドバイスをしてくれと云われ、はたと困った。日本では、戦争による性暴力を解決するプロジェクトがない・・・。それでVAWW-NetジャパンのMLで聞いてみた。そうしたところオランダとドイツにそのような組織が存在することを知った。

それら2つの組織をイラクの知人に紹介したところ、ヨルダンでそれら西欧の組織の協力をあおぐことも検討するという返事をもらった。

戦争における女性への暴力は犯罪だという、国連のマクドゥルガル報告を彼らに送りたいと思う。

それにしても、家族への教育を一番先に行うというのは正しい選択かもしれない。イスラムにはイスラムにあったケアの方法があるのだ。

イラクはあまりに多くの暴力がありすぎる。。。
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by reem-akemi | 2005-10-31 01:01

今日は最高!

2005年10月29日

今日はとても良い発見があった♪

ひとつは漫画「ペルセポリス」を見つけたこと。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/490178465X/249-4011851-9029913

この漫画はスゴイ!何がすごいって第1にその文学性だ。つまり主人公が成長していく。イラン生まれの少女マルジは14歳でイランを出て一人、オーストリアへ行く。しかし、外国での孤独な生活に耐えかねて故国イランに戻るが、そこは女性への圧制にみちみちていた。そして再びフランスへ旅立つところで話は終わる。
イラン革命の実態は殺戮の歴史だった!まずそれに仰天した。でも、おかしかったのはヴェールをかぶらなければならなくなったイラン革命の当初、子どもたちはベールを強制されるが、ベールをおもちゃにして遊んでいたことだ。
私のイスラム教の友人(日本人)はベールをかぶるイランの女性を美しいと言った。そんなものかなぁと思っていたが、それを拒否するイラン人もいたのだ。なぜかその健全さにホッとした。

今、イラクでイランのような体制が確立しつつある。それを多くの目覚めた女性たちは危惧しているが、イランのことを知れば、その恐怖が納得できる。

もうひとつの良いことは、都内某所にとっても素晴らしい場所をみつけたこと。なんとその住宅の持ち主は市民運動の良き理解者で、24時間フリーでその部屋を提供してくれるのだ。コピー機はあり、PCもあり、テレビもあり、ビデオ、映像設備、なんと宿泊できるように布団まである。
私が一番気にいったのは、蔵書の数々だ。高木仁三郎の本は6500円もするので、とても買うことが出来ない。ところがそこには全巻あった!社会科学関係の資料(日中戦争、満鉄、水俣、戦後史、などなど)がまるで国会図書館のように本棚にならんでいる。
私は今日、そこから「私の名はリゴベルタ・メンチュウ」(ノーベル平和賞)とビデオ「日本の悲劇」を借りてきた。「日本の悲劇」は昭和21年に反戦監督として有名な亀井文夫が編集したもので、公開後1週間で上映禁止になった作品だ。
うふふ・・・。楽しみ。

今日は最高に良い日だ!!!
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by reem-akemi | 2005-10-29 01:19

衝撃と畏怖

2005年10月26日

毎日「バグダッド・バーニング」の校正に追われている。続編が11月に出版されるためだ(前作と同じ、アートンから出ます)。

2004年6月から今年の9月までの文章を通して読んで、改めてリバーの文章の持つ言葉の力を感じた。これは翻訳の池田真里さんの力でもあるのだが・・・。
資料をあわせてみたことも勉強になった。

例えば3月における「衝撃と畏怖」作戦。NASAが撮影したバグダッドの4月2日の地図はまさに衝撃的だ。黒いところはバンカーバスターが落ちたところかもしれない。上から下にバグダッドの町の真ん中を縦に走っている。

イラクの友人は3月21日には一晩で200回もの空襲があったと証言している。そのすさまじさは想像を絶する。

「衝撃と畏怖」作戦は徹底的に人心を恐怖に陥らせ、戦う気力をなくすために(その原型はヒロシマ・ナガサキの原爆を受けた日本人)、ありとあらゆるインフラを破壊するものだった。だから市場とショッピング・モールが攻撃を受けた。
そのときの空爆で亡くなった人が10万人と云われている。私たちがハリウッド映画を見るようにテレビ中継されたバグダッドのミサイル攻撃の焔のしたでは10万人という人間が殺されていたのだ。

「バグダッド・バーニング」とはまさに3月20日のバグダッドのことだったのだ。焔に焼き尽くされるバグダッドの街、イラク人の不幸はそこから始まった。

あの戦争がなかったら・・・。イラク人もアメリカ兵も、どれだけ多くの人間の人生が変わってしまったか・・・。

私が支援しているアル・アビル小学校の子どもたちの中に40人の孤児がいる。彼らは今回の戦争で親を亡くしたものたちだ。全校生徒合わせて360人あまりの子どもたち、9人に一人が孤児だ。一体、イラク全体でどれだけの子どもたちが親を亡くしたのだろうか・・・。

さて、今はラマダン。ラマダンがあけるとイードと言って日本でいうとお正月がやってくる。友人はイードのために洋服を子どもたち(孤児)に買ってあげたらしい。イラクは互いが貧しいけれどシェアすることで社会がなりたっている。私がイラクに惹かれるのは、そんな温かみかもしれない。
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by reem-akemi | 2005-10-26 01:52 | iraq

今日はクロマル

2005年10月20日

今日、席を譲られた。これで2度目。1度目はなぜかわからず戸惑ったが後から考えて思わず苦笑。しかし2度目になると、これは不愉快のきわみ。

つまり世間のおばさまたちは、経験者だけに、女性思いなのである。女性は女性同士、親切なのだ。親切なだけにこちらも対応に困る。

私のおなかが出ているのがそもそも問題なのだ。あぁ~・・・。この年になって妊婦に間違えられてどうするの?!妊婦をいたわる優しいおばさまたちの気持ちはよくわかるけれど、私は妊娠していません!!!ふぅ~。

落ち込んで帰宅して大好きなDVDをお湯割りを飲みながら観る。今夜は「めぐり逢う時間たち」原題は「The Hours」。主演はメリル・ストリープ、ジュリアン・ムーア、ニコール・キッドマンというマニアにはたまらない顔ぶれ(メリル・ストリープは好きではないが)。
ニコール・キッドマンがヴァージニア・ウルフを演じ、彼女の作品「ダロウェイ夫人」をキーワードにして話が展開していく。彼女たちの共通点は「レズビアン」。そして誰もが(男がおしつける)女性としての生き方にウンザリしている。ジュリアン・ムーアは子どもを捨ててカナダに逃亡、息子がエイズで死んだのち現れる。その息子はホモセクシュアルというなんとも言いがたい性喪失の物語。

映画評をインターネットで検索すると、難解でまったくわからないという評価と絶賛する評価との二つに分かれているのも面白い。が、この作品はアカデミー賞を9つも受賞している。

ヴァージニア・ウルフは別として、あとの2人の女性は監督の創作した人間だ。乱暴かもしれないが、私には男たちが女に「捨てないで」と言っているように見えてくる。女が弱いように見えて実は男たちが一番傷ついている。「性」の喪失感はむしろ女より男たちが抱いているのではないだろうか。

もし女性監督が制作していたら、こんな映画になっただろうか???女はもっとしたたかだ。

ただし、音楽は素晴らしい♪
音楽と映像だけ5つ星かな(^0^)
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by reem-akemi | 2005-10-20 23:12

中古重機が大人気

2005年10月19日

今、イラクで日本の中古重機が大人気だという。シリアのアドラー・フリーゾーン(非関税区域)では毎日パキスタン・ヨルダン・エジプトなどから1980年代の日本の中古重機が取引されている。

特に人気は日立建機と川崎重工だ。なぜなら1980年代、日本の建設業界はイラクに入り、病院・学校など公共施設をはじめ主要な道路、水道施設等を作った。そのとき大量に輸入したのが日本の重機だ。日本製のよさはそのときイラク人の心にしっかりしみこみ、熱心なファンがいる。また、そのときの部品の在庫があり、故障にも対応できるという理由もある。

数ヶ月前、ファルージャの再建に日本の中古重機が必要だと高遠さんから聞き、あちらこちらに問合せたことがある。そこで初めて日本では重機がレンタルで土建会社に貸し出されていることを知った。高額な商品なのでレンタルで間に合わせるのだ。

しかも、中古などすでに日本には存在しなかった。
そういえば、アフガンに行ったとき中古の幼稚園バスにムサイおじさんたちがたくさん乗っていたことを思い出す。日本製は品質が良いので中古でも高級車の部類に入るとか。そう、日本製はブランド品だったのだ!!

イラクではアメリカ製品は関税がつかないのでアメリカ製を買えば安く済むらしい。が、しかし、彼らの心理はアメリカ製を買いたくない。
アメリカ製を買わせたいのは政府の連中だけ(どこもゴマすりは政府の役人)。8月上旬、「91年以前に製造された中古重機は輸入禁止」となったが、そこは賢いアラブの商人。売買契約書の日付をごまかしたり、賄賂を贈ってうまくやっているらしい。

今回、水支援のモーターも日本製を使用。イラク人の日本製品に対する信頼は熱いものがある。

日本は軍を派遣して力を見せずとも、メーカーが汗水流して作った多くの商品で世界の評価を得ることが出来る。イラクで日本企業がすることはたくさんあるのに残念だ!!!!
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by reem-akemi | 2005-10-19 01:14 | iraq
2005年10月18日
バグダッド・バーニングがユリシーズ賞に!今日は嬉しいことがありました。
「バグダッド・バーニング」(英文)が10月15日、2005年度国際ルポルタージュ文学賞「ユリシーズ賞」の第3位に入賞しました♪

WINNERS OF THE LETTRE ULYSSES AWARD FOR THE ART OF REPORTAGE 2005

The international jury of the Lettre Ulysses Award, the only world prize for
literary reportage, announced this year?s winner on October 15th in Berlin.

(中略)
The third prize of 20,000 Euro went to:

* RIVERBEND (Iraq): BAGHDAD BURNING. GIRL BLOG FROM IRAQ, The Feminist Press
at the City University of New York, New York, 2005 & Marion Boyars
Publishers, London, 2005. Riverbend, a young Iraqi woman, writes an Internet
diary, using a pseudonym. Her commanding gift for observation, her intelligence and her extraordinary language skills make her account of the life of a normal Iraqi family, which has also been published in book form as
BAGHDAD BURNING, one of the most uniquely critical documents of life in this
abused country under the conditions of the war and the US military occupation.

リバーベンド(イラク):バグダッド バーニング。イラク女性のブログ。フェミニストプレス(ニューヨーク市立大学)。
リバーベンド イラクの若い女性、ペンネームを使ってインターネットに日記を書く。彼女はみずからが持つ観察力、知性、非凡な言語能力を用いイラクの普通の家庭を描く。それが「バグダッド・バーニング」として刊行された。それは米軍の占領下、戦争のもとでの混乱したイラクの生活を描いたもっとも貴重なドキュメントの一つである。
(翻訳 AkemiHosoi)

賞金は2万ユーロ。わぁ!すごい!!!
今は1ユーロが137円くらいだったと思う。だとすると274万円。これはちゃんとリバーに届くのだろうか???
私たちが日本で刊行した「バグダッド バーニング」の印税の半分はリバー自身に。残りをイラクの貧しい人たちのために使うことになっている。
いつかリバーに会ったときに渡そうとリバーの分はそのまま銀行に残してあるけれど、残りのうち(これはリバーベンドプロジェクトの印税)30万円はファルージャに送り、10万円は先日バグダッドに井戸を掘る水支援に使った。

印税をイラクの貧しい人たちのために使うというのはリバーとの約束だから、私たちはそのとおりにしている。
11月に続編が刊行される(2004年7月~2005年8月)。今回はとっても嬉しいことに、酒井啓子さん(東京外国語大学教授)が解説を書いてくださり、池澤夏樹さん(作家)が帯の文章を書いてくださる。

お二人には私が依頼文を書いたが、ほとんどファンレター状態・・・。(^^;)

さぁ、これからリバーにおめでとうレターを書こう!電気が繋がっていればすぐに届くかも。
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by reem-akemi | 2005-10-18 00:28 | 日記

やっぱりね・・・

2005年10月16日

昨日はイラク憲法の国民投票の日。

信じられない話がたくさんくる。
まず、第1は、このだんになっても変更があったこと。スンニを妥協させるためにどこかに変更箇所があったらしい(らしいというのはやっぱりどこにも最新草案がないから)。
これにより一部のスンニ派が投票賛成にまわったとか(これはNHKニュースの話)

私が読んだアルジャジーラではほとんどのスンニが反対の票を投じている。ところが、さっき私あてに来たイラク人権団体からのメールによると、かなりのインチキが行われた。

すなわち、あらかじめ「賛成」と書いた紙が投票箱に入れてあり、メディアの前で人々が投票した箱はどこかへ持っていき焼かれたというのだ。
箱のすりかえ?ありそうな話。。。

NHKではテロリストのためにアンバール州の投票所を閉じざるを得なかったと報道している。
これも間違い。アンバール州は米軍とイラク軍が掃討作戦を行って住民を投票に行かせないようにしていた。住民は投票をしたかったのだが、例によって動くものはすべて撃つという米軍のために一歩も外へ出られなかった。

以下、彼からのメールを貼り付ける。

The security in Iraq is so bad and unstable speciali in the areas of Anbar ( abu ghuraib , alkarma, alhaswa, alfaluja , alkaldia , alramadi, heet, haditha , rawa , alkaem ) if we go at the north of Baghdad ( tarmia, meshahda, balad, sameraa, and tekrit ) in the north of Iraq musol and talaafar and the areas around are fired because of the captures from the american forces and the parties , in the south of Baghdad you will find ( alyosfia, al latifia, al mahmodia) also suffer from the abuses, and the suni poeple in all over Iraq .

これだけ広範な地域が米軍・イラク軍によって攻撃されている。テロリストのためにと言うが、どっちがテロリストかと云いたい。民家に押し入って、家にあるものを強奪することをテロリストとは言わないのだろうか?

それでも、100歩譲って、憲法により新政府が樹立して米軍が撤退するなら、それは大歓迎!

今あるこの暴力をやめてほしい。
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by reem-akemi | 2005-10-16 23:41 | iraq

ルート181

2005年10月15日

「ルート181」を観た。

181号線という道路があるわけではなく、パレスチナの国連決議181号案によって分割されたイスラエルとパレスチナの村々を南から北へ行き、その間に出会った人々のインタビューをまとめたドキュメンタリーだ。

監督はパレスチナ人のミシェル・クレイフィとイスラエル人のエイアル・シヴァン。エイアル・シヴァンは「スペシャリスト」の監督でもあった(これは行って資料を見て知ったこと)。

#「スペシャリスト」はナチスのアイヒマン裁判を実際にある記録フィルムをまとめたドキュメンタリーで、ハンナ・アーレントのヒントを得て制作された作品と云われている。

この作品もハンナ・アーレントの言葉がチラッと出る。哲学書を読むというイスラエル兵に「悪の陳腐を知っているか?」と聞くシーンだ。「なんだ?それは?」知らない兵士に「哲学書を読む兵士が人を殺すことさ」と答える。

作品の底辺にハンナ・アーレントの提示した問題が見えてくる。小市民の小さな悪が大きな悪を生んでいく。

もっとも驚いたことは、イラクで起きていることがそのままパレスチナであった事実。イスラエルがイラクに関与しているであろうことは知っていたが、これほど同じとは!

人々を恐怖に陥れるための大量虐殺、村の破壊、人間の尊厳を奪う行為だけでなく、なんとイスラエル警察の洋服まで同じだった。

私はこれを見て絶望的になった。パレスチナは60年も占領が続いている。イラクはこれからもずっと占領が続くのだろうか????

イスラエルはイデオロギーで成り立つ国とどこかに書いてあった。イデオロギーによって自分たちが住むことを正当化しているイスラエル人の姿は本当におぞましい。(なんとあの土地に住むことは神の意志という)-私から見たら狂信的なキリスト教原理主義者だ。

占領者の自己中心的発言は吐け気がするほどウンザリする。ときとして政府と民衆は違うと思うものだが、これを観るとイスラエルの領土拡大は民衆の意志に思えてくる。アラブ系パレスチナを排除する一方でエチオピア、モロッコなどから新しい入植者を入れている。圧倒的に増加するパレスチナ人に対抗するためだ。面白いのはつまんなさそうに歓迎式典に出ているエチオピア人の表情。

「ルート181」は
15日 日仏会館 13:30~
16日 ブレヒトの芝居小屋 13:30~

http://www.zenya.org/route181/event.html
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by reem-akemi | 2005-10-15 01:36 | 日記

問題を伝えるには

2005年10月10日

ヨルダンから帰って1週間。今週の15日にはイラク新憲法の国民投票が行われる。どうなるのだろう・・・。

先の見えない絶望を変えていくために表現しなくてはならないと思うのだけど、私は全力を尽くしているとはいえない。自己嫌悪、自己嫌悪・・・。

11月8日は文京区民センターでイラク「命の水」支援の報告会を行った。130名近くの人が参加。イラクの状況が見えにくいから原さんの電話によるアンマン報告はgoodなアイデアだったと思う。

現場主義ということから言うと、「支援」が一番良い応援の方法なのかな?でも、正直に言うと、アンマンで私は彼らが水よりもっと大きな問題に直面していることを痛切に感じた。水どころじゃないじゃない!伝えるべきことは違うと思った。
では、起こっていることをそのまま伝えればいいのか?それも違う。
もっと問題を整理して伝えることが必要。そんなふうに思っている。

11月に再度アメリカへ行こうと思う。
この前は高遠さんに講演を任せてしまったけれど、今度は自分の言葉でイラクのことを伝えてこよう。
そんなふうに思っている。
そしてもっと多くのアメリカ人と出会って、少しでも状況を変えていきたい。
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by reem-akemi | 2005-10-10 22:50 | 政治・経済・国際情勢

メソポタミヤ

2005年10月08日
メソポタミヤ
NHKスペシャル「メソポタミヤ」をレンタルで借りてきて見る。湾岸戦争後、経済封鎖のイラクを取材したものだが出てくるイラク人の顔が一様に明るく今のイラクの状況を考えると雲泥の差だ。

これがまた実に丹念に出来た作品で実に楽しい。こいうものはNHKの得意分野なのだろう。

メソポタミヤとは二つの川の間という意味。チグリス・ユーフラテスの流れる肥沃な土地は紀元前3500年も前にシュメールの豊かな文明が存在していた。
シュメールはウルという古代都市にあり、なんと、シルクロードの交易があった3000数百年も前に3000キロも離れたアフガニスタンと行き来をしているのだ。

アフガニスタンだけに取れる石がある。その名を「ラピスラズリ」という。青いとても美しい石だ。アフガン人はそれを指輪にしたり、ネックレスにしたりして大事にしている。私はその音の響きに惹かれ、その色に惹かれ、ラピスラズリのピアスを買った。アフガンの南の町、カンダハールでのことだ。

そのラピスラズリを使ったシュメールの工芸品ー雄山羊の像ーが西欧の学者たちを驚嘆させた。
シュメールが作り出したものはそれだけではない。私たちの生活に密接なものがずいぶん生まれている。ガラス、牛乳、レンガ、そしてビール。

シュメールの古い格言。「楽しいことはビールを飲むこと。いやなことは戦いに行くこと」
なんともポジティブな言葉ではないか。明るいイラク人の原型を見るようだ。

さて、そのシュメールがなぜ滅んだか?なんと原因はシュメールが行ってきた農業だった。小麦で生まれた文化は、灌漑で滅びたのだ。イラクの強い日差しが畑の土を乾かし、土の中にある塩を地表に出し、小麦をダメにしたのだ。なんともはや・・・。

ところで、この雄山羊の像だが、大英博物館にある。そして有名なイシュタル門はドイツに。イラクになかったことが良かったのか、悪かったのか。。。

*写真はニネベ(モスル)にあるサウル・ナムルード(ラマス神)そばにいるのはイラク・ポリス。2003年10月撮影
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by reem-akemi | 2005-10-08 01:22 | iraq