毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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2007年02月28日
ブッシュ政権とイラク占領ー②ブッシュ政権とイラク占領ー②をアップします。経済的破壊が行われたあとイラク分割に向かって軍事作戦が拡大していきます。

#ここに出てくるネグロポンテは昨年から国家情報長官としてベーカー報告書などにも関わっていたのに、2007年1月ブッシュ大統領・チェイニー副大統領と意見を異にしたのでしょうか、更迭されました。

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2 新たな軍事作戦

 04年7月イラクの主権移譲とともに大使として任命されたのが当時国連大使をしていたジョン・ネグロポンテだ。 
 ネグロポンテとは如何なる人物か?ネグロポンテの任命については、「ウォールストリート・ジャーナル」4月号でカーラ・アン・ロビンスが大見出しで『現代の植民地提督』と書いた。なぜなら彼はホンジュラスで『殖民地提督』として知られていたからだ。

 すなわち79年にニカラグァで革命政権が樹立したとき、彼はその政権をつぶすためにホンジュラスで傭兵たちの軍隊―コントラ(死の部隊)を設立、ニカラグァに送った。その結果ニカラグァは内戦状態となり6万人の犠牲者をうみ、経済は壊滅状態に陥った。

 ネグロポンテがイラクに赴任してから5ヵ月後の04年11月、第2次ファルージャの虐殺が始まる。ファルージャは周囲を米海兵隊に囲まれ、15歳から50歳までの成年男子は街から出ることを禁止され、その後数日間にわたる米軍の激しい攻撃を受け、瓦礫の街と化した。
 04年12月10日、米CIAとイラク政府は合同の暗殺・拷問特殊部隊を設立した。
(バーレーンのアハバール・アル・ハリージ紙より、以下抜粋)

「バドル軍(シーア派の有力政党イスラム革命最高評議会の民兵組織)と、ペシュメルガ(クルド人の民兵組織)が武装勢力との対決に失敗したため、米国の治安と軍の諸機関は、イラク人と米国人から成り、法律の縛りを受けないで対ゲリラ戦の実行を任務とする特殊な諜報・軍事作戦部隊の養成に望みを託した。

 この部隊は襲撃や投獄、拷問、殺害を実行するに当たって法を無視することが認められている。フランス治安筋の情報によると、約1年前、米国の戦略家たちが、反米武装勢力が急速にイラクの多方面に拡大していることを認識した時に、この部隊の結成が検討された。戦略家たちは、ベトナムでの体験に基づきこのような特殊部隊の養成を勧告する報告書を米統合参謀本部とホワイトハウスに提出した。フィンサン・カネストラロCIAテロ撲滅室室長補佐は、現在イラクにこのような部隊が存在すると臆面も無く認めている。

 米国の軍事専門家たちは、『アルジェリア解放戦争でのテロリストに対するフランス特殊部隊や、パレスチナ人によるテロ撲滅のためにモサドが養成したイスラエル特殊部隊の手法を活用する切実な必要性がある』と観ている。

 ラテンアメリカでの対共産勢力戦争における米国殺し屋部隊の方式によって、イラク、米国特殊部隊は行動する。」

 私はこの文章の意味を当時正確に把握していなかった。残念なのは、いまだに日本のメディアおよびジャーナリスト諸氏が正確にこのことを認識していないことだ。
 以前より私はイラクが「内戦状態」にあるのではなく、なんらかの組織が計画的に破壊活動をしていると考えていたが、今回この報道をみつけて改めてその認識を強くした。「内戦状態」を装うことが米政府の戦略なのだ。

 05年バグダッドの街に拷問死体が打ち捨てられるようになり、それ以降、襲撃・殺人・誘拐・爆発等、ありとあらゆる犯罪がバグダッドを中心にした都市で繰り広げられるようになった。現在、この犯罪を行っているのはサドル派のマフディー軍(シーア派)といわれている。しかし、それとは別に「暗殺団」がいるのは確かで、彼らが米軍基地を出入りしているという目撃情報も流れている。

 日本の報道で恐ろしいのは、これら暴力行為と反占領のレジスタンス活動をすべて「テロ」としていることだ。日本のマスコミは民衆の「抵抗運動」をいつから「テロ」と呼ぶようになったのだろうか?バグダッドで行われている破壊活動とレジスタンス活動はその対象が違うにも関わらず、すべて「テロ」と名指しし、その背景に言及しないのはジャーナリストの怠慢としか言いようがない。

(続く)
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by reem-akemi | 2007-02-28 00:08 | 日記
2007年02月26日
ブッシュ政権とイラク占領私が編集委員をしている市民の意見30の会ニュース100号に寄稿したイラク占領に関する小論をアップします。
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1 経済植民地と化したイラク

 03年3月20日の侵攻以来、ブッシュ政権がイラクにおいてどのような政策を取ってきたのかを検証してみようと思う。
 WHO(世界保健機構)の調査によれば91年(湾岸戦争以前)イラク住民の90%は安全な飲み水を供給されていた。この後、10年間の経済封鎖とイラク戦争の結果、04年5月の国連調査によると地方におけるイラク住民の80%が安全でない飲み水を使用し、都市においてはその51%の家庭で未処理のままの下水が道路に流されている。
 さらに06年1月には下水道網につながっている家庭は3%のみとなった。
 06年1月米国政府の調査によると、再建のための米国資金93%がすでに使われたにも関わらず上下水道計画は約40%しか完成されていないことが判明した(下水道計画は10件のうち2件が完成)。ちなみに湾岸戦争後、イラク政府は3ヶ月でライフラインの復興をしている

 なぜこのようなことが起きたのか?それは03年5月ポール・ブレマー(連合国暫定当局行政官)が行った「ブレマー指令」から始まる(彼はその任を解かれるまで100の指令を行う)。

 ブレマーは「指令1、2」により12万名の職員、専門家、技術者を解雇し、イラクの非バース党化(バース党員の排除)の過程で50万名の軍事・情報職員を解雇した。次に「指令39」で外国投資家による公共サービスの民営化を促した。この範囲は病院・学校・工場・食糧と農業・水と電気。生活すべてに及ぶ。これはイラクの「再建」につながらず、イラクを「搾取」する結果になった。水のような生活必需品が民営化されることで人々の生活はさらに窮乏を極めるようになる。

 また石油埋蔵量世界第2位の国でありながらサウジアラビアから石油を輸入し、人々はガソリンを求めるために一日行列することになる。これは戦前のイラクでは考えられないことだ。

 「指令80、81」で外国の製造会社と製造品に保護と保証を与えるために、イラクの特許と商標と版権の法律が書き換えられた。これにより種(たね)の交配・保存・分配の権利を持つ農業多国籍企業が保護され、一般農家はイラク原産の農業生産物の種の保存・分配が出来なくなった。また80、81でイラクでの収益をすべて本国に送金することを許可した。

 占領前のイラクでは、政府は大麦や小麦などを固定価格で買い上げ、砂糖や茶など生活必需品を無料で市民に供給していた。ところが「指令12」で、イラクに出入りするあらゆる製品にかかる関税や税を停止し地方経済の保護を一切なくしたため、安い外国製品が多数導入され、地方の生産者は大打撃を受けることになった。

 さらに「指令40」で、外国の銀行がイラクの銀行を100%買収することを可能にした。外国銀行にとって利益とならない地方の銀行は資金の導入もなく、なんの優遇措置も受けないままつぶれていった。

 これらに加え、イラク人に追い討ちをかけたのが、イラク企業を復興事業から排除する「外国企業の内国民待遇」措置であり、さらには米国の請負業者や兵士に対するイラクの法律からの完全免責の適用などだった。

 これを「植民地政策」といわずして何と呼ぼう…。イラクの復興援助というが、ブッシュ政権はたった一年でイラクを米国の植民地にし、イラク経済を徹底的に破壊した。

(続く)
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by reem-akemi | 2007-02-26 22:10 | iraq
2007年02月23日

昨年のべーカー報告(イラク研究グループ報告)を覚えているだろうか?
私は、今、日本のメディアにやられたなぁと感じている。あのときメディアはこぞってブッシュが「イラク撤退」を勧告されたと報じた。

ところが見落としていることがあった。石油だ。
今、あらためて報告書を読むと確かに勧告62と63は石油に関すること。

大事だと思われることは、
・投資のための財政的、法的な枠組みを設定する石油法案の作成
・国営石油産業を民間企業に再編
・イラクへの国際エネルギー企業の投資の奨励

これについてただ一人言及していたのが北沢洋子さん。
http://www.jca.apc.org/~kitazawa/undercurrent/2006/truth_baker_repo_2006.htm

私がなぜこんなことを書いているかというと、イラクブロッガーのラエドがアップしたイラク議会に上程される予定の「Oil Law」の英語版(元はアラビア語)を見たからだ(これこそがベーカー報告を受けての法案)。これは非常に重要な問題をはらんでいる。

イラクには未開発の油田が70以上あるが(バグダッドの西に新たな石油と天然ガスが発見されています)
http://www.nytimes.com/2007/02/19/world/middleeast/19oilfields.html?_r=1&oref=slogin

この法案が通ると、いったんオイルが出たあとは油田の権益は開発した企業のものになる。

イラク占領は毎年新たな展開を見せる。
2003年:ブレマーによる100の指令(国営企業の民営化と外資導入)
2004年:ネグロポンテによる武力弾圧
2005年:イラク憲法と治安の攪乱
2006年:宗派対立による抗争
2007年:?????

反米イラク勢力を抹殺し、いよいよ石油をすべて合法的にアメリカのものにすることが出来るのか…。
ブッシュが、というよりアメリカが戦争をしかけてまで行ったエネルギー政策のすさまじさに言葉を失う。

*参考ーイラク研究グループ報告より
勧告62
・米国は出来るだけ早く、地方政府の権利を明確にし、投資のための財政的、法的な枠組みを設定する石油法案の準備でイラク政府に技術的援助を提供すべきである。
・米国政府は、増産に必要な南部の油田における包括的な油井整備の契約を加速させるよう、イラク政府を励ますべきである。
・米軍はイラク軍および民間警備隊と協力して、石油のインフラの業者を守るべきである。警備方法には、地方の部族にもっぱら対処量に基づいて(固定額でなく)支払うことによりパイプラインの安全を改善する計画を含むことができよう。
・計量は供給ラインの両端で実施されるべきである。この措置は説明責任をただちに改善しよう。
・米国政府はIMFと連携して、無償援助を供与する代わりにエネルギー部門への補助金を減らし続けるよう圧力をかけるべきである。イラク人が石油製品に市場価格を払うようになるまでは、ひどい燃料不足は続くだろう。

勧告63
・米国はイラクの石油部門への国際社会と国際エネルギー企業の投資を奨励すべきである。
・米国は、効率性、透明性、責任性を高めるため、国営石油産業を民間企業として再編するために、イラクの指導者たちを助けるべきである。
・腐敗と戦うため、輸出と輸出収入をたどることができるよう、米政府はイラク政府に対し、すべての石油関係の契約、量、価格をウェブ上で公表するように求めるべきである。
・米国は、契約で最善の行動がとられることを確保するための世界銀行の努力を支持すべきである。この支持には、イラクの政府幹部に契約の型式を提供し、契約と監査、および監査の見直しについて彼らを訓練することを含んでいる。
・米国は石油省に、メンテナンスの強化、支払いプロセスの改善、収支管理、契約、監査、経営者と技術要員の専門的訓練プログラムの更新で、技術的援助を与えるべきである。

おまけ;
勧告79
CIAは、効果的な情報活動を発展させ、訓練し、または情報に基づいた対テロ活動を促進する対テロ情報センターを創設するため、イラクに追加的な要員を派遣すべきである。
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by reem-akemi | 2007-02-23 20:44 | iraq
2007年02月22日

バグダッドバーニング 2月20日分後半のアップです。

この件について補足すると、マリキは調査を要求したスンニ派の著名な政治家をその役職から解雇しました。レイプ事件をでっちあげて、バグダッドで進行している米軍の作戦を阻止したというのがその理由です。
http://news.yahoo.com/s/ap/20070222/ap_on_re_mi_ea/iraq_rape

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2007年2月20日火曜日
マリキの反応…

予想どおり、アル=マリキは、レイプ疑惑がすべて偽りだと主張している。彼の一派が、サァブリィン・アル=ジャァナァビをレイプしたかどうかを隊員たちに尋ねたところ、否定したらしい。そのことが明らかになってとてもうれしいわ。

スンニ派の女性がシーア派に支配された警察の3人の隊員によってレイプされたと言ったあと、ヌーリー・アル=マリキ首相はスキャンダルを鎮めようとすばやく動いた。政府の反応はー隊員に同調して、彼女の主張を疑いーさらに多くのバックラッシュをもたらすと脅かした。

マリキ側の声明によると「とある政党」を起訴したーおそらくスンニ派の政治家たちー
先週始まったバグダッドの治安作戦が進むなか治安部隊を阻止しようとしてクレームをでっちあげたと。声明はマリキが調査を命じた月曜日の夜、ほんの数時間後に出された。

20歳の人妻は、警察の部隊が日曜日アミルの西バグダッド付近で抵抗勢力を助けたかどで逮捕され、拘留されたあとに襲われたと語った。彼女は警察の駐屯地に連れていかれ、レイプされたと言った。

「診察の結果、女性はいかなる性的な攻撃をも受けていず、彼女に対する治安機関からの3通のはっきりとした逮捕状が出ている」と政府声明が出されたが、詳しい説明はなかった。「告発が間違っていたと立証された後、首相は、告発された隊員に報酬を与えるよう命令した」とも発表されたが、これも詳しい説明はない。

私はメディアが嫌いだ。私は、この残虐な行為を別のことがらーたとえばサァブリーンがスンニかシーアかあるいはアラブかクルドか(アルジャナァビ一族はスンニ派とシーア派が混在している)というようなスンニとシーアの混乱に置き換えているイラク政府が嫌いだ。
マリキは女性をうそつきに変えただけではなくて、彼女が告発した隊員たちに報酬を与えている。まったく腹立たしい。

いかなる状況のもとであろうとイラク女性は自分がレイプされたと間違っても公表しない。あまりに多くのリスクがある。社会的に排除されるというリスクがある。部族間では、終わりなき報復と復しゅうによる殺人が始まるリスクがある。このようなタブーなことがらについてカミングアウトして、話すことは恥だ。彼女と彼女の夫はこの話をすることによって、彼らの評判を落とすだけでなく、生命の危険もともなう。

だれも、バグダッドの治安作戦をおびやかすためだけに、このような嘘は言わないだろう。

サァブリィンの告発からマリキが彼女に告発された人々に報酬を与えるまで14時間もかかっていない。14時間で、マリキは彼らの無実を確立しただけでなく、彼らを彼自身の個人的な英雄に変えた。マリキは彼自身の妻と娘の安全を彼らにゆだねるかしら。

これは他の囚人(特に女性)が、イラク政府と米軍に対して告発を行うことを阻むことを意味する。マリキはこれまででもっとも愚かなヤツ(もちろん、ブッシュ以降だけど…) その傲慢さとこの状況の無慈悲な対処は、イラク人の心から今回の問題を忘れさることが出来ると思うのかしら。
彼がしたことによって、彼の政府の下での彼のやり方がかつてないほどクリアになった。
自警団だけが頼みだ。なぜ治安部隊と警察に任せるの?報復のために民兵かギャングを雇うことね。彼が何らかの正義を彼女のために果たさないと、彼女の部族はせざるをえないだろう…ジャァナァバァト(ジャァナァビ一族)は復讐するだけの力がある。
マリキは、ともかく若いイラク人女性のレイプが今日のイラクの暴挙であるふりをすることができた…

リバー@午後3時59分

(翻訳 細井明美)
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by reem-akemi | 2007-02-22 02:37 | バグダッド・バーニング

リバーがアップ

2007年02月21日

久しぶりにリバーがアップする。
http://www.riverbendblog.blogspot.com/

今見たらさらに追加している。わぁ!!!!
リバーの怒り、頂点に達しているみたい。
完璧に翻訳が終わったわけでないのに、追加とは…。とほほ。

今夜は眠れないじゃん(^^;)

3人のイラク女性の死刑宣告にも言及している。これについてはヨーロッパでかなり動きが出てきている。さすがだなぁ。特にベルギーの動きが活発だ。
それに関する翻訳もしなければ。。。あぁ、忙しい。

このイラク女性たちの死刑の根拠はイラク憲法156条。これは国家反逆罪といってもいいようなもの。つまり「テロ」を計画し行動した恐れのあるものは実刑に処すという恐ろしいものだ。でも、これに似た法律を日本も作ろうとしていることを忘れてはいけない。そう「共謀罪」!彼女たちは弁明の機会を与えられることなく3月3日に絞首刑にされようとしている。

イラクの現状は何度も書いているが「宗派対立」などではない。暴力で国民をしばる「ファシズム」だ。そしてそのベースにはアメリカの占領政策がある。「植民地政策」といってもいいかもしれない。。。でも、それはイラクだけの話ではない。そこに多くの人が気づいてほしいと切に思う。

米軍のグアム移転にともなう日本の資金供与がどのように行われるのか?明日にも書こうと思う。繰り返すが、イラクの苦悩は私たちのうえにも降りかかるのだ。一体なぜこのようなことになるのか?私たちはもっと考えなければいけない…。

#私はこのブログのほかにミクシィにもブログを持っている。当初はあちらは匿名の有利さから個人的なものを載せ、こちらは社会的なものを掲載する予定だったのが次第にゴチャゴチャになってきた(^^:)。反省、反省…。

#今日、アマゾン・マーケットプレイスから「文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの」(ジャレット・ダイアモンド)が届いた。早速読まなきゃ。あぁ、でも、翻訳が先だわ!
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by reem-akemi | 2007-02-21 12:36 | 日記
Baghdad Burning by riverbend 2007年2月20日のサイト第1をアップします。
続けて第2-「マリキの反応」も翻訳中です。

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2007年2月20日火曜日
サァブリィン…

最近ブログをするのに、多くのエネルギーと決心を必要とする。イラクについて考えると次第に元気がなくなり憂鬱になってしまうからだと思う。でも、今夜は絶対に書かなければ。

私がこれを書いている今も、オプラーがチャンネル4(衛星通信ナイルサットで見ることの出来るMBC放送のひとつ)で、借金を減らす方法を放送している。ゲストは、ブランド品を少なくして生活することを、見るからに買い物し過ぎのアメリカ女性であふれたスタジオで話している。彼らが収入と資産の増加について話している間、アル・ジャジーラでは、サァブリィン・アル=ジャァナァビ(若いイラク女性)が、イラク治安部隊がどのように彼女の家から彼女を拉致し、レイプしたかを語っていた。彼女は目だけは見ることは出来るが、声はかすれ、ときどき話が中断した。最後には、それ以上話すことができず、恥ずかしさで顔を隠した。

彼女はまさしく今までで最も勇敢なイラク女性かもしれない。誰もが米軍とイラク治安部隊が女性(男性も)をレイプしているのを知っている。たぶん、彼女は実名で公表した最初の女性になるだろう。彼女の話を聞いていると私の心がズキズキと痛む。ある人は彼女をうそつきと呼ぶだろう。他のもの(戦争を支持したイラク人たちも含めて)は、彼女を売春婦と呼ぶだろう。言っておくけど、あなたたち恥を知りなさい。

彼女を拉致したとき、一体彼らはどんな口実を使ったのだろう。彼女は「テロリスト容疑者」という大見出しのもと彼らが逮捕した何千人ものうちの一人といえよう。彼女はCNN、BBCあるいはアル=アラビヤの字幕に書かれた「イラク治安部隊によって捕らえられた13人の武装勢力」の一人であったかも知れない。彼女をレイプした男たちは、ブッシュやコンディがとっても誇りに思っている治安部隊-そうーアメリカ人が訓練したもののひとつ。イラクにおけるアメリカ占領の記録の一ページ;思い出して。レイプされ、幼い妹や両親とともに殺され焼かれた14歳の少女の話を。

彼らはハイ・アル=アミル(南バグダッド)の彼女の家から彼女を拉致した。否、彼らはギャングじゃない。イラクに平和をもたらす治安部隊ー米軍による訓練を受けた軍隊のひとつでしょ?彼らを知っているでしょ。彼女は、残酷にも輪姦され、今、そのことを語った。プライバシーと安全のために彼女の顔は半分隠されている。以下に彼女が言ったことを翻訳しました。

「私は『私は何も持っていません[私は何もしていません]』と彼に言いました。彼は『何も持っていないって?』といい、彼らの一人が私を地面に投げつけ、私の頭をタイルに打ち付けました。彼はしましたー彼は私をレイプしたという意味です。2番目の男が来て、私をレイプしました。3番目の男も私をレイプしました。 [停止ーすすり泣く]私は彼らに懇願し泣き叫びました。すると彼らの一人が私の口をふさぎました。 [不明瞭、泣く]もう一人の男が来て言いました。「終わったか?俺たちの番だ」。彼らが答えました、「いや、アメリカ人の委員が来る」。彼らは私を裁判官のところに連れていきました。

キャスター:サァブリィン・アル=ジャァナァビは、治安部隊の一人が録画/写真を撮り、もし誰かにレイプのことを話したら殺すと脅かされたと語っています。調査審判員に会ったあと、別の将校が彼女をレイプしました。

サァブリィンは続けます:「彼らの一人が言いました…『お願いーあなたのお父さんとお母さんのところに私を連れて行って』と私が言ったら、『No,no-母の魂にかけてお前を連れて行ってやろう。けれどひとつだけ条件がある。それをお前が私にくれたらな』『何?』彼は答えました『お前をレイプしたい』『No、イヤです』すると彼は銃を持って私を部屋に連れて行きました…そこには兵器、カラシニコフ、小さなベッド[不明瞭]があり、彼は私をその上に座らせました。それから[将校が来て]彼に言いました。『娘を置いていけ』私はクルアーンにかけて誓いました。『預言者の光にかけて、私はそんなことはしません』。彼は言いました『お前はしてないって?』『はい』

[泣く]彼はパイプのような黒いホースを拾い、私のももを殴りました。 [泣く]私は彼に言いました、『あなたは私から何を得たいの?あなたは、私に、レイプしてと言って欲しいの?いいえ、私には出来ません…私は*****[売春婦]ではありません』。彼は私に言いました、『俺たちは欲しいものを取り、欲しくないものは殺す。それだけさ』[すすり泣く]これ以上は話せません…お願い、最後まで話せません」

私はこの女性を見つめた、そして、激しい怒り以外の何も感じることができなかった。私たちは何を獲得したの? 彼女を見ても外国人はなんら関心を持たないだろう。あわれみと多分ほんの少しの怒りを感じるだけだろう。けれど彼女は私たちのひとりなのだ。彼女がジーンズとTシャツを着ていないので、漠然とした同情を感じるだけだろう。貧しい第三世界の国々ー女性たちが我慢させられていると。以前、私たちは決して我慢させられていなかったことを知ってほしい。イラク人が街で安全に過ごした「とき」があったのだ。そんな「とき」は遠くに過ぎ去った。私たちは戦後、少なくとも自分の家だけはわずかながらに安全だと自らを慰めていた。家庭は神聖なはず、そうでしょ?それもまた過去の話。

彼女は、自分たちの家あるいはイラクの刑務所で暴力を受けたイラク女性の数十人のうちの一人、ことによると何百人のうちの一人。彼女は私のイトコに似ている。彼女は友人に似ている。彼女は時々街で噂話をしあった隣人に似ている。どのイラク人も彼女に自分のいとこ、友人、姉妹、母親、叔母の姿を見るだろう…

人権団体が3人のイラク女性が来月処刑されることになっていると警告している。女性は、ワッサン・タァリブと、ザイナブ・ファァディル、リカァ・オマァル・ムハンマドだ。彼女たちは'テロ'で起訴された。すなわち、イラク・レジスタンスと関係があるとされた。彼女たちがレジスタンスの容疑者と親類であることを意味する。あるいは彼女たちがたまたま運の悪い時運の悪い場所にいただけかもしれない。彼女らのひとりは刑務所で出産した。
彼女たちはどういう拷問に耐えたのだろう。イラク女性がアメリカ占領下で「いくらか」の平等しか得られなかったなんて言わせない。私たちはいまや平等に処刑を実行される。

そして、イラク内外のイラク人、イラク内の米兵の状況が悪化しているのに、まだ本国のアメリカ人は戦争と占領について討論しているー勝利かそれとも敗退か?良くなったか、悪くなったかと。

ぐずぐずと問い続けているおバカさんのためにクリアにしましょうか:さらに悪くなるわ。終わりよ。あなたたちは負けたのよ。戦車がバグダッドに入ってきて、アメリカ人によって訓練された猿の歓声でわいた日にあなたたちは負けた。あなたたちはあらゆる家族を失った。兵士たちが暴力を働いたときから。アブ・グレイブの写真が公表され、私たちが通りで見るものと同様に刑務所の壁の向うであなたたちの残虐さが立証されたとき、あなたたちはすべての良識あるイラク人を失った。殺人者、略奪者、ギャング、および民兵に力を与え、イラクの最初の民主政府として彼らを迎えたとき、あなたたちは失敗した。気味悪い処刑をあなたたちの最大の達成と賞賛したとき、あなたたちは失敗した。あなたたちはかつて持っていた尊敬と名声を失った。3000以上の兵士を失った。それはあなたがアメリカを失ったということ。せめてオイルが価値のあるものだったことを願っているわ。

リバー@午前1時9分

(翻訳 細井明美)
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by reem-akemi | 2007-02-20 00:02 | バグダッド・バーニング
2007年02月14日

イラクで3人の女性に弁護士をつけることもなく死刑判決が出された。処刑は3月3日の予定。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20070212/1171286008

イラクの最高裁判所は、バグダッドでレジスタンスの攻撃に参加した容疑で3人のイラク人女性に処刑を命じた--イスラム・メモが10日午後3時33分の速報で伝えた。
傀儡の裁判所はこのようなレジスタンス活動を「テロ」と呼んでいる。

 バグダッドのイスラム・メモ通信員はイラク弁護士協会関係者の話として、この3人の女性は全員がスンニ派住民だとレポートした。3人は;

 ワシン・タリブ: 31歳。レジスタンスの攻撃中に5人の傀儡警官を殺した疑い。

 ザイナブ・ファディル: 25歳。夫、従兄弟と一緒に、2006年9月、バグダッドで傀儡イラク軍と米軍の合同パトロール部隊を攻撃した疑い。

 リカ・オマール・ムハンマド: 26歳。バグダッド中心部にある共和国宮殿をとりまくグリーンゾーンで、夫、兄弟と一緒に政府高官の殺害に参加した疑い。

 ワリド・アル・ハイヤリ弁護士によると、法廷は156章のもとに女性たちへの処刑を命じたが、彼女たちには法廷代理人である弁護士の指名も許されず、容疑について反論することも許可されなかった。彼女たちは弁護士を選任できなかったので、自分たちにかけられた嫌疑に反論することも質問することもできなかった。

 アル・ハイヤリはこの評決を非難する行動を起こし、3人の女性の処刑を止めるようイスラム世界に呼びかけた。リカ・ムハンマドは監獄のなかで出産し、まだその子どもに授乳しており、ワシン・タリブには3歳の娘がいる。

 3人の女性は現在、シーア派居住地でマフディ軍の拠点でもあるカジミヤ地区のカジミヤ刑務所に拘束されている。

 イスラム・メモはさらに10日午後9時49分の速報で、リカ・オマール・ムハンマドの母親であるハッジャ・ハムディヤ・アル・イサウィが娘の釈放を嘆願したと報じた。
予定通り3月3日に処刑が予定されている娘が釈放されないのなら、シーア派民兵のならず者に殺されるよりは、レジスタンスが刑務所を爆破して娘を殺す方がよい、と。

 イスラム・メモの通信員はアル・ハッジャ・ハムディヤに彼女の自宅で面会した。彼女の話では、娘が逮捕されたとき、娘は妊娠したばかりで、1ヶ月前に彼女は牢獄のなかで出産した。アル・ハッジャ・ハムディヤは孫がどのようにしているか一切知らせを受けてないと話した。

 母親の話によると、法廷は娘に弁護士をつけさせず、裁判の進行中に発言することも許さなかった。娘のリカはアルカイダのメンバーで警官を殺した容疑をかけられたが、彼女が有罪とされた事件が起こった当時、リカはイラクの国外にいた。

 母親はイスラム・メモに、誰か娘を救出できる者を捜しており、あるいはどこかの通信社を通じて娘の処刑を回避することができないかと願っていると語った。

 イスラム・メモの通信員は、アル・ハッジャ・ムハンマドがストレスから気を失ってインタビューが終わった、と伝えた。

彼女たちについてはアムネスティもアッピールを出している。
http://web.amnesty.org/library/Index/ENGMDE140052007

私も出来るだけのことをしたいと思う。とりあえず東京のイラク大使館に抗議のメールを送る。それから所属しているNGOに抗議を呼びかける。

これを読んでいる方、どうかあなたもイラク大使館に抗議をしてください。
イラク大使館のアドレスは、
tokemb@iraqmofamail.net
電話番号;03-5449-3231
Fax番号;03-5449-7719

追加訂正します。
抗議メールはイラク法務大臣Hashim al Shilbi:
head-minister@iraqi-justice.org.に送ってください。

2004年8月に死刑が復活して以来、すでにイラクでは65人の男女が正当な裁判を受けることなく絞首刑になっています。イラク人のセリフではないけれど、「これがアメリカの民主主義?!」
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by reem-akemi | 2007-02-14 00:02 | iraq

ジャガイモ

2007年02月12日

イラクでの米軍の掃討作戦が始まった。戦火はバグダッドからキルクークに広がっている。

中東にいると世界中が戦争をしているような錯覚に陥る。それほど紛争の報道が絶えないのだ。でも、日本にいると国内のことばかり報道する。いつから日本はこんなに自分の国のことばかり見ているのだろう。

でも、肝心なことは見ていない。そんな気がする。たとえば、近い時期にアメリカのじゃがいもが輸入されることになった。なぜこれまで輸入されなかったのか?理由は、米国産には日本で使用禁止になっている農薬が使用されているから。ところが昨年12月米国から出された年次改革要望書には米国農産物を日本に輸出するために禁止されている農薬の枠の拡大が要求された。

年次改革要望書に書いてあることはすぐに日本の政策に反映される(いつものこと)。
というわけで、米国産のジャガイモが晴れて日本に入ってくることになった。
また、どういうわけか国内産のジャガイモの生産量が激減している。カルビーポテトチップスでは、国産一辺倒だったのがそのためにやむなく米国産を導入する予定とか。

正直に書くと、私はアイダホポテトが大好きだ♪あのポテトでシチューをつくるとそれはそれは美味しいシチューが出来る。
けれど、忘れてならないのはそのジャガイモがどんな土地で出来ているか、そしてどんな加工をして出すかだ。一般的なアイダホポテトはおいしいけれど(つまり米国内で食べるぶんにはいいけれど)、日本向けに米国内と同じものを輸出するとは限らない。芽を出さないための処理をどのようにするのか?1ヶ月も船に入れて送るのだもの、芽の処理がされているはず。

覚えているだろうか?NYの劣化ウランに汚染された土をアイダホに送ると聞いたことを。

牛肉しかり、ジャガイモ然り。アメリカが送ってくるものはろくなものはない。そうだ、もうすぐチェイニーが送られてくる(^^;)

自分の健康は自分で守ろう!
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by reem-akemi | 2007-02-12 23:06 | 政治・経済・国際情勢

アラビア語

2007年02月08日

長いことブログをお休みしてしまった。この間、2月5、6日のアラビア語学校の進級試験の勉強を必死にやっていたのだ。

おかげでますますアラビア語が好きになった。アラビア語の不思議なところは代名詞が名詞(ときには前置詞にも)についていろいろな役割を果たすこと。便利といえば便利だけど、慣れるまで文章が読み取れなかった。

センテンスを読むときは謎解きをしているようだ。英語もそうだけど前置詞がクセモノ!前置詞についた代名詞が何をさすのか、しばし考える。実はこれが楽しい(^^)

私がそんなことをして楽しんでいた間、バグダッドでは米軍の侵攻が始まった。シーア、スンニを問わず反米と思われる人間はどんどん殺されている。私が彼らに願うことは、とにかく「生きのびる」こと。

国外に避難したイラク難民(180万人)のための支援6000万ドルがUNHCRに予定されているが、日本円にして72億円。ブッシュが議会に上程した軍事予算が27兆円だったかしら?比較してみると、なんという愚かなお金の使い方なのだと思う…。人殺しの予算を認めるなんて腐っている。それは日本も同じね。補正予算で軍事費が増大しているらしい。うんざりだ。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/6339835.stm

そうそう、今日のテレビで感じたことを書こう。今朝、朝のワイドショーでみのもんたが「子どもは国の宝」と言っていた。おいおい、やめてよね。国家のために子どもを産む時代はもう終わったわ。子どもを産むか産まないかを決定するのは女性の権利。それは1995年の北京女性会議で確認された。私たちは再び国家のために子どもを産むことはないと確約しあった。生まれた子どもたちが社会に役立つ人間として成長することは大切だけど、それは産むこととは別の問題だ。
そんな彼が柳沢厚生大臣の発言を徹底的にたたいている。私は「子どもは国の宝」なんて戦前に言われた言葉を平気で発する人が柳沢の発言を否定できるのかしらと思った。そう。50歩100歩?
彼の知性の浅さが見えた。
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by reem-akemi | 2007-02-08 18:39 | 日記