シーア派
2006年 02月 22日
リバーのブログで気になっていたことがあった。
2月11日の記述の以下のところだ。
私は強い光になれてきたので目を細めてみると、彼らが目と口だけ開いたマスクをかぶっていることに気がついた。
イラク国境警備隊は多国籍軍のお下がりのスタイルだったはずだ。リバーの記述では、治安部隊のスタイルはまさに銀行強盗を思わせる。ま、やることは泥棒だから同じようなものだけど。
それでバグダッドにいる友人に聞いてみた。
Q「治安部隊はどのようなスタイル?警官風それとも黒マスク?」
それに対して、彼はこう答えてきた(私がバドル旅団と聞いていないにも関わらず)。
A「バドル旅団は、治安部隊であれ警官であれ、黒マスクで顔を隠している。なぜならザルカウィ、サダム軍(サダム・フセイン)に顔を知られたら、本人および家族に危険がおよぶから」
そうか。リバーを襲撃したのはバドル旅団だったのかと納得。だが、米軍が周囲を包囲していたという記述に疑問がわく。
先ごろアメリカはイランの介入に危機感を抱いているというニュースを聞いたばかり。ジャドリヤ地区の秘密刑務所を解放したのも米軍だったはず(この刑務所は内務省の管轄)。
米軍は一方でバドル旅団の治安部隊と一緒にスンニ派狩をして、他方でスンニ派の囚人を解放する。
矛盾に満ちたその行動から考えられるのは①米軍の指揮系統がバラバラ、②秘密刑務所の解放はポーズ(いまさら正義の味方を演じても無理)
いずれにしてもアメリカのイラク占領は末期に近づいている。アメリカにシーア派を抑えることは出来なくなった。
シーア派のムクタダ・サドルがイランを訪問したあと、先日はヨルダンを訪れ親交を深めている。そのキーワードは「反米」。
バグダッドの町は空き家が増えたという。3月になれば砂嵐がやってきて、春が目の前だというのに…。
2月11日の記述の以下のところだ。
私は強い光になれてきたので目を細めてみると、彼らが目と口だけ開いたマスクをかぶっていることに気がついた。
イラク国境警備隊は多国籍軍のお下がりのスタイルだったはずだ。リバーの記述では、治安部隊のスタイルはまさに銀行強盗を思わせる。ま、やることは泥棒だから同じようなものだけど。
それでバグダッドにいる友人に聞いてみた。
Q「治安部隊はどのようなスタイル?警官風それとも黒マスク?」
それに対して、彼はこう答えてきた(私がバドル旅団と聞いていないにも関わらず)。
A「バドル旅団は、治安部隊であれ警官であれ、黒マスクで顔を隠している。なぜならザルカウィ、サダム軍(サダム・フセイン)に顔を知られたら、本人および家族に危険がおよぶから」
そうか。リバーを襲撃したのはバドル旅団だったのかと納得。だが、米軍が周囲を包囲していたという記述に疑問がわく。
先ごろアメリカはイランの介入に危機感を抱いているというニュースを聞いたばかり。ジャドリヤ地区の秘密刑務所を解放したのも米軍だったはず(この刑務所は内務省の管轄)。
米軍は一方でバドル旅団の治安部隊と一緒にスンニ派狩をして、他方でスンニ派の囚人を解放する。
矛盾に満ちたその行動から考えられるのは①米軍の指揮系統がバラバラ、②秘密刑務所の解放はポーズ(いまさら正義の味方を演じても無理)
いずれにしてもアメリカのイラク占領は末期に近づいている。アメリカにシーア派を抑えることは出来なくなった。
シーア派のムクタダ・サドルがイランを訪問したあと、先日はヨルダンを訪れ親交を深めている。そのキーワードは「反米」。
バグダッドの町は空き家が増えたという。3月になれば砂嵐がやってきて、春が目の前だというのに…。
by reem-akemi
| 2006-02-22 09:58
| iraq