毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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タイムズ・スクエアその2

2005年06月23日
5月20日、ニュースクールの展示が終わってタイムズスクエアにかけつける。

すでにリクルートセンターの前には大勢の人がいた。ここからどこへ向かってデモに行くのだろうかという疑問はすぐに解けた。
リクルートセンターの前を皆でグルグルと回るのだ。こんなデモは初めて!

50人くらいの人たちがそれぞれバナーを持ってグルグル回る。これが結構目立つ。通りにいる人たちはじっとこちらを見ている。

ピンクの迷彩服のお姉さんがやたらと元気が良い。

デモは学校からリクルーターを追い出そうというものだった。兵士が不足しているアメリカでは高校に米軍のリクルーターが出入りして、まるで就職のように兵士を採用している(命をかけた仕事だ)。
生徒の個人情報がすべて軍に行っているとの情報もある。

というわけで、バナーもそんな具合だ。
「私たちの息子はイラクで人を殺さない」なんて。

やっぱり自分の言葉でデモをしたいので伊藤さんにニュースクールにあるイラクの写真を持ってきてもらう。

1時間ほどたってから写真が到着。イラクの医師が撮った劣化ウランの体内被曝により生まれた子どもたちの写真ー鼻がふくらんだり、目が飛び出たり、おそらく多くのアメリカ人が知らないであろう劣化ウランの被害ーを掲げて歩くことにした。

そこへ一人のヨルダン人が声をかけてきた。
「もっと目立つところでやろう」
私を横断歩道のところへ連れていく。
「疲れたら代わるから」とウインクをした。

三角州の横断歩道は通りに行くために多くの人が信号待ちをしている。
そこへズラッと皆で劣化ウランの子どもたちの写真を掲げた。
写真を見る人々の顔!凝視する目、目、目。

目の前にいた警官がウンザリした顔で目をそむけた。でも、彼は制止することなく黙っていた。

信号が青になるたびに人が入れ替わり、凝視する目がたくさん私たちの写真に集まった。

一人の中年の女性が「あんたたち良い仕事してるわね。私も手伝っていい?」と聞いてきた。
もちろん!
女性は写真の前に立ち、大きな声で劣化ウランの説明を始めた。
「これはアメリカ軍の化学兵器の結果なのよ」

うわぁ、素晴らしい!
後ろではベトナム帰還兵なども混じり
「Iraq for Iraqi!」(イラクはイラク人のもの)
などと言っている。
久しぶりにエキサイティングな時間だ。

通りを歩いていた紳士がデモに参加する。

タイムズスクエアは9・11のあと、亡くなった人たちの名前が掲示されていた場所だ。その意味でもここでデモをするのは大切なことなのだ。

グラフトンの妙法寺の尼さんは今回も国連前で一日中、平和を祈って勤行をしているが、9・11のあとやはりここで祈っていた。気がついたら彼女の後ろにたくさんの人が座って、やはり同じように祈りを捧げていたという。

平和、祈り、平和・・・。
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by reem-akemi | 2005-06-23 23:55 | NewYork