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by reem-akemi
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メソポタミヤ

2005年10月08日
メソポタミヤ
NHKスペシャル「メソポタミヤ」をレンタルで借りてきて見る。湾岸戦争後、経済封鎖のイラクを取材したものだが出てくるイラク人の顔が一様に明るく今のイラクの状況を考えると雲泥の差だ。

これがまた実に丹念に出来た作品で実に楽しい。こいうものはNHKの得意分野なのだろう。

メソポタミヤとは二つの川の間という意味。チグリス・ユーフラテスの流れる肥沃な土地は紀元前3500年も前にシュメールの豊かな文明が存在していた。
シュメールはウルという古代都市にあり、なんと、シルクロードの交易があった3000数百年も前に3000キロも離れたアフガニスタンと行き来をしているのだ。

アフガニスタンだけに取れる石がある。その名を「ラピスラズリ」という。青いとても美しい石だ。アフガン人はそれを指輪にしたり、ネックレスにしたりして大事にしている。私はその音の響きに惹かれ、その色に惹かれ、ラピスラズリのピアスを買った。アフガンの南の町、カンダハールでのことだ。

そのラピスラズリを使ったシュメールの工芸品ー雄山羊の像ーが西欧の学者たちを驚嘆させた。
シュメールが作り出したものはそれだけではない。私たちの生活に密接なものがずいぶん生まれている。ガラス、牛乳、レンガ、そしてビール。

シュメールの古い格言。「楽しいことはビールを飲むこと。いやなことは戦いに行くこと」
なんともポジティブな言葉ではないか。明るいイラク人の原型を見るようだ。

さて、そのシュメールがなぜ滅んだか?なんと原因はシュメールが行ってきた農業だった。小麦で生まれた文化は、灌漑で滅びたのだ。イラクの強い日差しが畑の土を乾かし、土の中にある塩を地表に出し、小麦をダメにしたのだ。なんともはや・・・。

ところで、この雄山羊の像だが、大英博物館にある。そして有名なイシュタル門はドイツに。イラクになかったことが良かったのか、悪かったのか。。。

*写真はニネベ(モスル)にあるサウル・ナムルード(ラマス神)そばにいるのはイラク・ポリス。2003年10月撮影
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by reem-akemi | 2005-10-08 01:22 | iraq