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毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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崩壊の過程ー出版中止

2005年12月17日

人間関係が崩壊するのはいとも簡単だ。この数週間の出来事で私はそう痛感した。

しかし、それと引き換えに得たものもある。失った人間関係とは別に信じられる人たちの存在も知った。私には結局それが一番大切なことだと思いいたった。

私が関係する組織が崩壊するまでを事実のみを書いて検証しようと思う。

ことのはじめは(潜在する問題はあとに書くとして)11月27日にA社から下記のような手紙をもらったことから始まる。

『○○○○○』の出版中止の件について

         2005年11月25日
(要旨)
2005年11月24日付で掲載されているリバーベンド・プロジェクトの細井明美氏が運営するウェブサイト<http://blogs.dion.ne.jp/hope/>上の発言は、今回の出版および出版元を冒涜するものです。また、担当編集者によれば、同日、弊社事務所における細井明美氏および○○○○氏からも、同趣旨の発言がありました。よって、弊社としましては、今回の出版の中止を決定し、正式な謝罪を求めます。

(理由)
2005年12月に発売予定であった『○○○○○』の編集過程で、担当編集者は、校正の基準などについてリバーベンド・プロジェクトとのご相談や話し合いを重ね、プロジェクト側の合意を得ながら進めてきました。その間、合意に対して編集側とプロジェクト側の理解の齟齬があったにせよ、最後まで相互の信頼と敬意を保ちながら理性的な話し合いを続けて初めて出版が成り立つものと理解しております。

しかし、11月24日におこなわれた話し合いの席で、細井氏および○○氏は、昨年出版した本(『○○○○○』)にまで言及して弊社に反省を求め、さらにこれまでの合意を「振り出しに戻って考え直す」よう、強い剣幕で求めました。その際、弊社および担当編集者への誹謗・中傷にあたる発言がなされました。

印刷所への入稿を翌日に控えており、プロジェクト側の要求を受け入れざるを得ない状況であったため、改行や小見出しなどの校正の基準はすべて受け入れるという結論を出して話し合いが終了しました。

にもかかわらず、同日の細井氏のウエブサイト上には、その話し合いの結論を無視したとも思える感情的な文章が公開されています。この文章は、弊社の代表・○○○も目にし、このような信頼関係のない状況で本を出版すれば、読者に対する冒涜ともなるとため、現段階では出版中止をせざるを得ないと決定いたしました。

出版活動は、それにかかわる人たちとの協力や合意なしには、成立しません。弊社としましては、今回の出版物は意味のある良書だと判断し、その編集作業を進めてまいりましたが 、相互の理解がないままに編集作業を進めていくことは、読者の利害を侵すことにつながります。よって、ここに、今回の出版物の中止を、書面によってご連絡申し上げます。
なお、今回の出版にかかわるゲラは、回収させていただきます。

               以上

          株式会社A 部長 ○○○○○

私のウェブサイト上の発言については次に書くとして、24日に関して書かれていることはまったく事実と違うことを明記しておく。

私たちは前作について反省を求めたことなどなく、編集上の合意を振り出しに戻すように求めたこともない。
24日に何があったのかも次に詳細に書くつもりだ。

結局、出版社と本を出してもらうものとの間にどのような権力関係が存在するのか。そして、権力が見えるものと見えないものとで結論がいかに違うか。

そんなことをしばらく書いてみようと思う。
by reem-akemi | 2005-12-17 00:47 | リバーベンドプロジェクト