毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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米軍に逮捕されるーラマディから

2006年11月01日

甥が逮捕されたイラク・ラマディの青年が今度は本人が米軍に逮捕されました。そのいきさつが彼のブログに掲載されているので翻訳してアップします。
(名前は念のため匿名とします)

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2006年9月25日
最後の2日間

多くの人々がラマディ旧市街の中央、カターナ地区で米狙撃兵によって殺された。米狙撃兵がラマディ博物館、パスポートビル、総合図書館、さらにその近くのビルなど数ヶ所にいることは誰でも知っている…狙撃兵たちは、ラマディの主要道路から抵抗する人々を見つける…付け加えると、ビルの周囲で動くものはすべて殺す…
おお……ごめんなさい、僕は2006年9月25日を書き終えないうちに、海兵隊に逮捕されました。

2006年9月27日

この日の始まりはメキシコの友人とチャットをしている午前1時のこと。この友人は僕の甥のことを心配して僕の家族とここの状況について尋ねてきた。この友人は僕には大切だ。僕たちはほとんど毎晩チャットしていた。僕が平和を見失っていたり、平和を必要とするとき、彼女は僕の心がいつも平和でいるように努力してくれる…。チャットの途中で、僕のPCに問題が起き、調子が悪くなり….PCの操作がうまくいかなくなった…それでPCを再起動させるために20分待ってくれと頼んだ…PCが再起動始めたとき、僕は、家の門が壊れる音を聞いた……兄が階段をあがって僕の部屋に来た。

「Q、Q…米兵がドアを壊している!!!!!」と恐ろしそうに叫んだ…
「OK、OK、今行く。家族を起こして。灯りをつけないで。点いている灯りは全部消して…今行くから」僕は言いながら階段を駆け下りた。庭にいる海兵隊員を見ると、彼らは僕の父と祖母を捕まえていた。

「こんにちは、こんにちは…僕は英語を話します……僕たちは平和な家族です……」僕は窓越しにいる海兵隊員に聞えるような声で話しかけた…。

「へい、手を上げて、止まれ」 海兵隊員が僕に向かって叫んだ…僕は手をあげて、その位置で止まった…海兵隊員は、庭でちらばり、2つのドアを蹴破った。そして、たくさんの兵士が家の中に侵入してきた。

「英語を話す人間というのはお前か….??」
海兵隊員の一人が僕に言った。
「えぇ僕です…それが何か??!!」
僕は驚いて答えた…。彼らは、僕が英語を話すのを知っている!!海兵隊員は僕を囲んだ。それから、一人の将校が全員を居間に連れて来るよう命令した。僕は2人の海兵隊員をともなってこの命令にしたがった…兄弟と2人の姉、そして甥っ子のラフムーンとその母、ラフムーンの妹(アイア)を起した。ラフムーンとアイアは天使のようにぐっすりと寝ていた。僕は二人を居間に運んだ。

海兵隊員は家の中を探索し始めた…屋上に行く階段の上と下、ありとあらゆる場所を。
彼らは何かを探していた。それが何であるか、将校に尋ねて初めてわかった。彼らは爆弾と銃を探していたのだ…これはよくあることで、僕たちは海兵隊の点検では嫌な経験をしてきている…しかし、このときはいつも以上に乱暴だった…

将校は僕に質問し始めた…。
「これは誰か…これは、そしてこれは…….等々」彼はぼくの家族を一人ひとり指差して尋ねた。僕は答えた…彼は僕の父、母、兄弟…姉妹…甥…などなど。
「お前はいくつだ??」と私に尋ねた。
「30歳…」
「どのようにして英語を勉強したのか?」彼は僕をじっと見て尋ねた。
「大学で」
「それならお前はバース党員か?」
彼は醒めた表情で尋ねた。
「いえ、違います…!!!」
「へい……サダム政権下では、バース党員だけが高い教育を受け多くの言語を話す…」
彼は言った…彼は僕がバース党員ではないということを信じていないようだった。
「いいや…イラクでは誰でもイラクの中の高等教育を受けることが出来ました…バース党員だけでなく…誰にでも聞いてみてください。きっとわかるでしょう」
彼に説明した。

そのとき、一人の海兵隊員が古い小さなサダム[註:サダム・フセイン]の写真を持ってきた…それは祖母の部屋から見つけたものだった。将校は写真を取り上げ、僕のほうに向き直り、それを見せて、こう言った…
「お前は彼が好きか…そうだろう??」
「彼を好きかどうかだって!!!!!…」
「お前はイラク陸軍で働いていたな…サダムの陸軍かと聞いているんだ」
「えぇ、確かに」
「何年お前はそこにいたのだ?」彼はすばやく私に尋ねた。
「少なくとも2年間」。
「お前はフェイダーン*について何を知っている?」

*フェイダーン:ウダイ(サダムの息子)によって編成された軍事組織。サダムのために用意された特殊部隊。

「多くは知りません…それがサダムのために戦うことは知っていますがそれ以外は何も」
「お前はアメリカについてどう思うか…良いか悪いか??」
「明確に答えることが出来るのは、アメリカは僕の街では悪いことをしているということです…」
僕は驚いて答えた…彼は僕に合衆国の敵としての言葉を言わせようとしている!!!!
「お前はサダムが善人であったと信じているか??」と私に尋ねた….
「僕は、イラクには彼より素晴らしい人々がいると信じています」僕は答えた…それがワイルドな答えであることを知っているが、僕は将校が僕に対して言わせようとしいるいくつかの単語を避けようとした…
「いつ、どこで、お前は英語を勉強したのか?」と私に尋ねた。
「1990年代、大学で」
「ヘイ、ヘイ、….英語はサダムの時代は許されていなかっただろ」
「いいえ…過去70年間イラクの学校では英語の勉強は普通のことです…」

(翻訳 細井明美)
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by reem-akemi | 2006-11-01 23:35 | イラク・ラマディから