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毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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Baghdad Burning カーナ大虐殺…

2006年08月02日

昨日、とても疲れたのでリバーのブログをチェックしないで寝てしまった。そして今日は今日とて一日忙しく動いていた。今夜帰宅後、いつものようにリバーのブログをチェックしてあせった私…。
大急ぎで翻訳しました(^^;)

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2006年7月30日日曜日
カーナ大虐殺…

この時期、太陽は目が眩むほどまぶしいが、中東では暗い日々を迎えている…。
私は今朝テレビの大虐殺と破壊のシーンで目が覚めた。瞬間、イラクの映像だと思った。それがレバノンのカーナだと気がつくのには数秒かかった。カーナは最近イスラエルの空爆を受けた村。想像するだけでも恐ろしい。瓦礫の山から引っ張り出されているバラバラになった死体。嘆き悲しみながら愛する者を捜し求める親戚や友人たち…人道組織によれば、犠牲者の34人が子どもたちだった。イスラエルは子どもたちが避難用のシェルターの中で眠っている間に殺したのだーちょうど1991年のアメリヤ・シェルターのように。

生気がなくグロテスクにねじれた子どもたちの死体を見た。その顔には彼らの受けた痛みとショックが凍りついていた。私はテレビの前で泣き崩れた。イラク人にとって日常になってしまったことで、まだこんなに悲しいと感じることができるとは思わなかった。イラクではないけれど、以下のことでは同じ;民間人への致命的な攻撃であること。占領に対する戦いであること。

絶望のあまり、私は理路整然と考えることができない。イスラエル、米国、イギリス、イラン、そしてヨーロッパの大部分の国に対して激しい怒りを感じる。世界が無辜の市民の虐殺を支持し許すなら、世界は地獄へ行くべきだ。後生だから、そんなひどいこと…34人の子どもたち???国連は役に立たないことこの上なし。彼らは世界のために働く国々の連合から(かつてそうであったとしても)、墓堀り人の集合体になってしまった。ビルの跡からズタズタにされた死体を掘って、遺体の確認をし、集団墓地に葬るのが唯一の役目だ。虐殺を止めず、抗議の声さえ挙げず、混乱のさなかに来て、きれいにするのを手伝うだけ。アラブ人の命はそんなに価値がないの?もしこれが米国、イギリス、フランス、中国で起きていたとしたら、誰かがすでに核爆弾を落としていただろう…この出来事はどうして?

どこに、安全保障理事会があるの?彼らはなぜイスラエルを止めないの?エフード・オルメルト(イスラエル首相)はコンディに、殺戮にはあと10日から14日必要だと言った。それに関して、するべきことが何もなされていない!無能なアラブのリーダーはどこにいるの?親米派で腰ぬけの族長は、この殺戮に抗議するために金の宮殿から出てきたらどうなの?私たちの大統領や指導者は自分たちが持っている石油の量と同じくらい影響力があるというのに。

それでも世界は‘テロリスト'がどうして生まれるのかわからないのだ!15歳のレバノン人少女はカーサ爆撃で5人の兄弟、両親、家を失った…エフード・オルメルトは今すぐ彼女を殺すほうがよい。なぜなら、少女が、彼および彼を代表とするすべてものに対して心のうちに何の憎しみも抱かずに成長すると考えているとしたら、まったく非現実的だから。

これらの破壊行為はテロか防衛かの分水嶺。民兵、反対分子、レジスタンスならテロとされる(もちろん民兵、反対分子、レジスタンスが独占的にCIAによって資金を供給されている場合を除いて)。イスラエル、アメリカ、イギリスの軍隊なら、先制攻撃と称される。あるいは‘対テロ戦争'と。無辜の市民の数百の命が奪われることなど問題ではない。昨夜死んだ子どものことなんか問題ではない―だってたかがアラブ人にすぎないんだから。そうでしょ?

そのとおりでしょ?

リバー@午後10時16分

(翻訳 細井明美)
by reem-akemi | 2006-08-02 02:49 | バグダッド・バーニング