毎日思うこと、感じることを日々の時間(とき)の中で綴ります


by reem-akemi
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カテゴリ:NewYork( 12 )

グランドゼローその2

今日はグランドゼロを2回目に訪れたときのことを書こうと思う。

JVCの佐藤真紀さんはグランドゼロでイラクの白血病で亡くなった子どもたちの追悼をしたいと言い出した。彼は子どもたちに書いてもらった絵を持参してグランドゼロに向かった。

星条旗のはためく下、彼はおもむろに子どもたちの絵を広げ始めた。絵を描いた子どもたちはすでにこの世にいない。イラクでは白血病は薬が手に入らないためにほとんどの子どもたちは亡くなっていくのが現状だ。戦前は経済封鎖のために薬が入らず、今は戦闘の激化で薬が入らない。
彼にはそれが悔しいのだろう・・・。

まず一人の女性が子どもの絵に足をとめた。じっくりと見ていく。次に一人の少年が絵をくいいるように見つめた。

と、ほどなく警官がやってきた。
警官は真紀さんにこう問い詰めた。
「ここで何をしている?」
「セレモニーです」
「何のために?」
「戦争で亡くなった人、このグランドゼロで亡くなった人を追悼するためです」
しばらく考えたあと
「OK!」と言って、絵をながめ足ばやに立ち去った。

グランドゼロの金網の前では一人の老人が笛を吹いていた。彼もセレモニー?

そして一人の黒人が「私は事件を目撃した」と大きな声で叫ぶと飛行機がビルに突っ込んだ様子を観光客に説明し始めた。

グランドゼロはまことに不思議な場所である
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by reem-akemi | 2005-06-05 00:50 | NewYork
f0189799_2158322.jpg4月25日から5月23日までニューヨークにいた。
何度かこのブログにアップを試みたのだけど文字化けしてうまくアップできなかった。

ニューヨークへはイラクの写真展を行うために行ったが、街を歩くことも忘れなかった♪
まず最初に行った場所はーグランド・ゼロ。やはりここにはどうしても行きたかったのだ。アフガンとイラクの戦争が始まった契機となった場所。ここに行かなければニューヨークに来た意味があまりない、と私はそう思った。

Eラインのワールドトレードセンターで下車すると目の前に大きな穴のあいた土地が広がっている。周囲を金網で囲み、4年たった今も荒涼とした空気が流れている。「HERO」と書かれた黒い掲示板。そこには亡くなった人の名前がずらっと書かれていた。本当にヒーローなの?

今、アメリカでは9・11が政府の陰謀ではないかとされている。真実はわからないが、大統領はこの件に関してウソをついていると多くの人が思い始めている。
その日、ワールドトレードセンターに勤務していたユダヤ人には仕事を休むようにとの指示が来たという噂もある。
5月1日のセントラルパークのデモには9・11がウソだという宣伝を入れた紙幣型のチラシが大量にばらまかれた。

グランドゼロには計3回足を運んだ。その間、9・11の一日を時系列に記した看板が出現。写真入りのその看板は見るものの情感を誘うように出来ていて、人々は真剣な顔をして見つめ、瞬時に愛国者となるように出来ている。

それでもアメリカという国のすごさは(現実的だという意味で)、すでにこの土地の下に駅が出来ていることだ。人間の肉塊を壊して出来た駅だと思うと私はめまいがしてきた。駅はワールドトレードセンターの地下にもぐっていく。階段を下りて駅に行こうとしたが地軸がゆがんでいるようで足を進めることが出来ない。

地上に出ると、大きな穴のあいた土地にこれまた大きな星条旗が風にはためいていた。そしてそばには燃え残った鉄骨が十字架のように組まれている。

たくさんの人が亡くなった土地だけど数年先には以前のようなビルが建つという。

グランドゼロは不思議なエネルギーを残す場所である。
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by reem-akemi | 2005-06-03 21:57 | NewYork